黒田勇樹がジョン万次郎をモチーフに「世界は広くて美しい」ということを描く舞台が12月3日から上演

三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.17 『いつの日か、また会おう!』

三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.17 『いつの日か、また会おう!』

 作家・演出家・映画監督、そして俳優として活躍する黒田勇樹が作・演出を務める舞台『いつの日か、また会おう!』の上演が12月3日から始まる。

 三栄町LIVEとは東京・四谷三栄町にある三栄町LIVESTAGEを拠点に年間20公演以上を行う企画団体。“観客、業界関係者との出会いやコンタクトの場”というコンセプトを掲げ、この現場を通じて次の仕事を勝ち取る役者を量産することをテーマとして掲げるという個性あふれる団体で、黒田と三栄町LIVEは2018年から「三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュース」という形で舞台制作に取り組み、今回で実に17作目となる。

 この三栄町LIVE独自の姿勢と黒田のパイオニア精神がうまく噛み合い、他ではなかなか見られない作品を数多く生み出している。前作『GEMINIでございま〜す!』は実験演劇と銘打ち、AIに脚本を読み込ませ、コミュニケーションを取りながら修正を繰り返し演劇を作るという試みに挑戦。第1部では黒田が書いた脚本、第2部ではAIに書き直してもらった台本で演じるという摩訶不思議な世界を作り出した。

 もちろん、そういった突飛な試みばかりではなく、きっちりと物語性の強い作品も。今回は“日本に初めて民主主義を伝えた男”といわれるジョン万次郎をモチーフに「世界は広くて美しい」ということを描く作品。今年2月に上演の予定だったのだが、訳あって10カ月経って日の目を見ることとなった。さて、どのような作品に仕上がったのか。

三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.17 『いつの日か、また会おう!』
【日時】12月3日(火)~15日(日)(Wキャスト公演。Aは3・5・11日19時30分、7・13日14時、8日17時、14日18時、15日13時。Bは4・10・12日19時30分、6・14日14時、7日18時、8日13時、15日17時。9日は休演日)
【会場】三栄町LIVE STAGE(四谷三丁目)
【料金】前売り自由席3500円(当日4000円)/配信チケット3500円(生配信、アーカイブ配信で2週間視聴可能)
【問い合わせ】三栄町LIVE(MAIL:info@3eicholive.com 〔HP〕3eicholive.com)
【作・演出】黒田勇樹
【出演】〈Aキャスト〉松永泰和、谷始央理 〈Bキャスト〉日向諒 〈ABキャスト〉蟻浪航、成瀬汐桜、織田ももこ、稲松悠太、三谷洸貴、南水杏俐、谷本紘平、柳田亜美☆、真京孝行、丸谷狼煙 ※12日19:30B、13日14:00Aのみの出演 久保凛々子 ※柳田亜美は12日19:30Bと13日14:00Aには出演せず。 〈声の出演〉森實りこ
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