終始上から目線のガルシアに安保瑠輝也「勝てる。結果で証明して安保瑠輝也という名前を世界にとどろかせる」【RIZIN DECADE】
これに安保は「お前のほうが小僧だ。年下だろう。大舞台で戦ったことがないと言ったが俺は5万人の前でも戦ったことがあるし、まずお前が1年間、出場停止を食らっているから日本で試合をするんだろ。まずは感謝しろ」とかみつくとガルシアは「リラックスした感じでここに来たが、今コメントを受けてだんだん目が覚めてきたという感じ。本当はフレンドリーな感じでやるつもりだったが、汚い言葉も使っているし、仲良くするつもりは全くない。彼をKOする準備はできているので、フレンドリーなものではなく真剣勝負という気持ちになってきた」と返した。
また安保は「こいつは俺のことを誰か知らんといっているが、俺はボクシングでもライアン・ガルシアといい勝負ができる、むしろ勝てるとさえ思っているので、それを結果で証明して安保瑠輝也という名前を世界にとどろかせる。覚悟しておけ」と語るとガルシアはパッキャオ戦を引き合いに出し「あの試合は安保選手が若くて自分の名前を売るのに必死だったなという感じがする。その気持ちが先行して自分がリスペクトする大先輩のレジェンドに対してKOする気で戦ったのが非常にむかついた。今回はパッキャオよりも若くてスピードのある選手と戦うので、全くもってあんなパフォーマンスでは話にならないと思う」と切って捨てた。
今回の試合はRIZINスタンディングバウトルールで2分8R、−69.4kg契約での試合になるのだが、このルールについてガルシアは「日本でやるし、安保選手に少しでも希望を与えないといけないということで今回は69.4kgで試合をする。そして2分も彼が一生懸命やれるであろうという希望を与えるためにこういったルールになった。自分にとって2分というのはアマチュア以来やったことがなく、新しい戦い方が必要になるが、世界戦と同じように本気で準備して、本気で試合をしにいくので、素晴らしいものになるんじゃないかと思う。安保選手はモチベーションが高くてやる気満々なので、自分もそれに応えるような準備をしたい」との見解を示した。
安保はガルシアの左フックについては「世界トップレベルのスピードとパワーを持っていると思う。そこは警戒しているし、その左フックに合わせた攻撃も用意している」と評価したうえで、ガルシアの弱点については「弱点は若さゆえの粗さ。勢いはすごいが、それが後半になってきたら、そういう部分でチャンスがやってくると思っている。そのチャンスを突きたい」と語った。