ネーミング大賞でビールの「晴れ風」が最優秀賞を受賞。審査委員長の太田光「晴れやかなネーミングが多いということは世相は暗いのかもしれない」

授賞式後に今年の傾向を振り返る2人

 太田は授賞式後の囲み取材で「晴れ風」の受賞理由について「審査員の中でもみんな“いい言葉だよね”ってなった。“晴れ渡る風”というか、やっぱり世相がちょっと暗いから、そういうものを望んでいるのが見えて満場一致だった」などと語った。

 また授賞式での総括では「今の日本の商品の名前は今、日本人が思っている願いといったものが反映されるなと毎年思っている」などと語り、囲み取材でも「晴れやかなネーミングが多いということは世相は暗いのかもしれない。思えば最初の“鼻セレブ”はコロナが始まった年。そういう意味で言うと世の中とリンクするものがある。来年、明るくなっていたら、逆にそれを打ち出さない名前が来るのかなという気がする」などと昨今のネーミングの傾向を分析した。

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