GENERATIONSの数原龍友がソロ名義KAZでアルバム! リアルと等身大を反映した『STYLE』で届けたいこと
2024年は「めちゃくちゃ楽しかった」
ーー2024年も残すところ1カ月を切りました。今年はこのアルバムのリリースはもちろん、念願の留学も果たせました。その一方で、グループには大きな変化もあって……ドラマティックな1年になりましたね。
KAZ:本当に楽しかったです、今年1 年。めちゃくちゃ楽しかった。もちろんね、おっしゃっていただいたように、グループとしても大きな転機を迎えたりとかしたんですけど。
自分はもともと永遠とかずっとみたいなのはないって思って生きているタイプ。そういう価値観なので。グループの形が変わるというのも、いつかはこんなことが起きるだろうなっていう想定はどこかしていましたし、それが自分だったかもしれないし……みたいな。
ただ過去を振り返っても何も変わらない。じゃあどうするって足踏みしている暇もない。そんなタイミングでサンディエゴにいたのも、なんか運命なのかなと思ったり。学校も楽しみながら、グループのこれからも考えていました……よくリモート会議をやってたな。時差があるから日本の夕方ぐらいが僕が寝る23とか24時ぐらいで、「明日も学校あるのに!大変だな」って思いながら。
グループのそういったタイミングで、別のところで集中しなきゃいけない、自分の人生を考えなきゃいけないところにいられたことで、ある意味、視野が広がったのかなと思います。
ーー……濃かったですね、サンディエゴ。
KAZ:あとは、今年は猛暑かつ夏が長かったけど、4 月からアメリカに行って帰ってきて夏。自分の大好きな夏がずいぶん長い一年で、それはそれは幸せでした、っていうのも(笑)。サンディエゴのビーチでサンセットを見ながら思ったんですよ、ゴールをとりあえず80 に設定した時に俺にはあと48回しか夏はないのかって、1 回も無駄にできないぞって。どれだけ長く夏を楽しむか、それも自分が今後生きていく上での1個の目標であり、課題だなと思ったりもしました。
ーー 9月から始まった新体制でのツアーも好評でした。今月30・31日には有明アリーナでのボーナスステージも決まりましたね。
KAZ:ツアーはあっという間でしたね。周りから、とても良い評判をいただけていると話が聞けて良かったなあって、一旦ね。大事なのは次。奢ることなくやっていかないといけないと感じてます。ツアーをずっと続けられるアーティストでいることが一番大変なことだし難しいことだと思うので。もっともっと本数を増やしたり全国各地に行けるようなグループになっていかないとって。何よりグループを強固なものにしていきたいと思いました。大変なことは尽きませんが、他に5人の仲間がいると思うと心強いですし、サポートしてくれるスタッフの皆さん、応援してくれる方がいるのが、もう一番の答え。多少の大変なことはかすり傷です。
ーーツアーが始まる少し前、佐野玲於さんとお話しすることがあって、その時には初日に向けて全然眠れないみたいな話をしたのを覚えています。
KAZ:僕は全然眠れました。6人でどうのこうのっていうの全然気にしてなくて。これまでやってきた歴史があるし、絶対大丈夫という安心感があったんで……普通に爆睡。
ーーそういった意味でも、ソロの方も力を入れられますね。
KAZ:のんびりやっていきます。ソロのほうは。自分がやりたいときにやりますし。焦ってやることじゃないし、表現したいことがあれば表現する場所にしたいと思っています。
「KAZ」は自分に携わってくれる仲間たちが
やりたいことや夢を叶える場所に
ーーGENRATIONSの来年の予定も少し明らかになりましたね。6人のメンバーそれぞれが1曲ずつGENERATIONSの楽曲をプロデュース!
KAZ:GENERATIONSの楽曲にはなりますけど、仕事という名目でまたアメリカに行けないかなあって思ってます、ロスでレコーディングとかね(笑)! 留学中にたくさん仲間ができたし、また一緒にやろうよって言ってくれているミュージシャンたちもいっぱいいるし。自分がプロデュースする楽曲でカリフォルニアのサウンドが欲しいってなったら、やっぱ録りに行かなきゃいけないなと思うんです。録って送ってもらうこともできますけど、録ってるとこ見て、音を生で感じて……2週間でいい。
ーーサンディエゴでの3カ月を生かせるチャンス!
KAZ:留学も行かせてくださいって会社に打診したんですよ、でも今のところグループのまとまったスケジュールもあるので、来年は無理だと思いますって。学校大嫌いだったのに大好きになったんで、短期でもいいので行きたいんです。自分が欲しいって思ったものに対しては貪欲になれますよね。学生のころは教室で座っている時間はいらない、その時間を音楽に費やしたいって思ってたけど……学校っておもろいやんって。行く前には30過ぎて留学なんてって思っていたんですけど、行ったら確かに年上の方でしたけど、さらに上、38歳の方とかもいて。関係ないじゃん、年齢とかって。それに気づけたことがでかいです。
ーー最後に、KAZ、そしてGENERATIONSも含めて、10年後どんなアーティストで在りたいか教えてください。
KAZ:GENERAIONSとしては10 年後も活動できていられたら本当に素敵だなと思いますし、たくさんの方に愛してもらえるグループだったらうれしいなって思います。ソロについては、今回やってみて本当に自分一人では何もできないっていうのを痛感しました。たくさんの仲間がいて、今の自分がいると再認識するきっかけになりました。KAZというプロジェクトは自分に携わってくれる仲間たちがやりたいことや夢を叶える場所にしてほしいと思いますし、自分も自分のやりたいことを最大限表現できる場所として残せたら素敵だなと思います。仲間たちと一緒に肩の力抜いて、音を奏でたい時に奏でて、歌いたい時に歌って、合間でお酒飲んでワーッてしてたいなって。肩の力を抜いて遊び感覚でできる、それが自分のSTYLE。そんなアーティストでいられたらと思います。
(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)
ダンス&ボーカルグループ、GENERATIONSのボーカル・数原龍友のソロプロジェクト、KAZの初めてのアルバム。2019年にソロとして初めて発表した楽曲「Nostalgie」を筆頭にこれまでリリースしてきた楽曲全7曲と、「Pacific Love Memories」「Hush hush」など新曲7曲とカバーや別バージョン含む新録9曲を収めた豪華2枚組。映像ディスクには「Pacific Love Memories」「Hush hush」のミュージックビデオとアルバム制作のドキュメント映像、2023年のビルボードライブでのライブ映像とそのメイキング映像を収録している。[CD+2DVD]と[CD+2Blu-ray]は8500円、2CDは4500円。ともに税込み。
GENERATIONS 公式X:http://x.com/generationsfex
数原龍友 staff 公式X:https://x.com/ryuto_staff