dip BATTLES、単独首位も「危機感を持って練習に挑む」昨シーズンの王者KDはSWEEP勝利で2位に〈Dリーグ〉

終了後、取材に応じた勝利チームの代表。左から、FOOL(DYM MESSENGERS)、KENSEI(dip BATTLES)、KTR(FULLCAST RAISERZ)、YOUTEE(KOSÉ 8ROCKS)、Daichi(KADOKAWA DREAMS)

 DYM MESSENGERS(以下、メッセンジャーズ)、FULLCAST RAISERZ(以下、レイザーズ)は待ちわびたシーズン初勝利を収めた。

 メッセンジャーズは、独特な世界観を持つ作品で魅了し続けるLIFULL ALT-RHYTHM(以下、アルトリ)との対戦。先攻のアルトリが「NEO縄文人」をテーマに渦巻くエナジーとスタイリッシュさを兼ね備えたショーケースで会場を沸かせるなか、Tシャツにデニムというリラックスした衣装で登場。「Fallin’ down」のテーマのもとアンバランス感で魅せるストリート感を前面に出したパフォーマンスでポイントを集め、5対1で勝利した。

 ここまで勝ちのないレイザーズは彼らの本領であるKRUMPダンスで真っ向勝負。ディレクターのKTRが右手の怪我から復帰してチームに戻り、飾らない真っすぐなKRUMPショーケースで攻めた。対するランキング1位のアイムーンはフリルやふわっとしたスカートなど女性らしさを前面に押し出した衣装で登場すると、神秘的で透明感のあるパフォーマンスで魅了。互いに自身の本領をさく裂させたマッチだったが、一勝が欲しいレイザーズに軍配があがった。

 ようやく手にした勝利に涙を流し、熱い抱擁で喜びを分かち合うメンバーも。KTRは「ここで僕たちが真のKRUMPを見せられたのがでかい。僕たちが信じるKRUMPで結果を残せたのが幸せです」と喜びを爆発させると、客席を促して一緒に拳を高く突き上げた。

 本ROUNDでは、KOSÉ 8ROCKSも一勝を追加した。7マッチのうち2つはドローだった。

 ROUND.5は、12月26日に同所で。24-25シーズンは2025年5月22日が最終ラウンドで、6月19日にCHAMPIONSHIP(CS)がある。賞金総額は5000万円で、優勝チームには3000万円が贈られる。

   ROUND.4の様子はYouTubeのD.LEAGUE公式チャンネルなどで見られる。

  以下に、ROUND.4 勝利チームのコメントをまとめた。