THE RAMPAGEのRIKUが魅せる「よりリアルなRIKU」! 鍛えあげた心と体で衝撃与えるフォト&ワード集

 

「ありのままの自分を伝えたい」

 

ーー2年前から温めていたアイデアだと考えると、この本にはRIKUさんが「これをやりたい」「こうしたい」って思い描いていたことが詰まっているのでしょうか?

RIKU:「ありのままの自分を伝えたい」というテーマがあって、ずっと黙ってたけど言いたいことはあって、みたいなことをバーっと綴った感じです。写真の上に載っている言葉も、自分が今まで生きてきたなかでキーポイントだったと思う出来事を話しながら、その時に何を感じてきたかを綴ったもの。話したいことを話しますってお話しする中で、その流れでいろいろ聞いてもらった感じです。

ーー最初にページ開いて飛び込んでくるのが「歌うことは、生きること」。その直後に続く一文に驚いて。この始まり方もRIKUさんのアイデアですか?

RIKU:あれは僕が最初にズバッと言ったものなんです。誰もが持ってる部分ではあると思うんですけど。

ーー強さであり弱さ、それは繊細さと言い換えてもいいかもしれないですが、それを先にポンって出した。それこそ「ありのままを出す」覚悟みたいなものも感じました。

RIKU:自分のリアル、黙ってたけど思ってたこと、もうさらけ出していいかなって。30歳の記念だし、隠すことでもないし、いいやって(笑)。こうやって形になって、自分が見て、頑張ったなと思える状態でいたかったんです。RIKUとしては自分史上一番かっこいい状態でいなきゃいけなくて、だからこそ素の『青山陸』とのコントラストが生きるのかなとも思いました。

ーー心の内に留めていた想いを言葉にしていく行為って、つらさもあると思うんです。

RIKU:当時のつらかったこととか悲しかったこと、その経験が消えたわけでもなければ心の傷としてずっと残ってるんで、思い返している時は痛いし苦しいし悲しいっていう気持ちになります。僕、結構記憶力がいいんで、当時のこととかめちゃくちゃ鮮明に覚えてるんですよ。もしかしたら、いじめてきた奴に会ったら仕返ししちゃうかもしれないしとか思うぐらい。でももう大人なんで、きっと会ってもさよならで終わると思いますけど(笑)。

 確かに、話していて、嫌だったなとか悲しかったって気持ちにもなったんですけど、そうした経験もパズルのピースで、その経験がなかったら今こういう自分にはなってない。それがあっての今の僕。だから僕は、人より多めにいろんな感情を感じてきていると思います。

ーーだから、優しくなれるし厳しくもなれる。

RIKU:歌にもつながる。確かに嫌だったけど嫌なことも歌に生きればいいやみたいな。

ーーRIKUさんがアーティストになっていてよかった!

 

「人生最高のボディを作り上げました」

ーーさて、その話をしないの?って突っ込まれること必至な鍛え抜かれた体の話を。30歳記念の『RIKU356』のための最高のボディを用意するために、何か特別にしたことや気をつけたことはありますか?

RIKU:2カ月間の大減量と、最後の水抜きですね。それによって、間違いなく人生最高のボディを作り上げました。特に水抜きがしんどかったです。 ウォーターローディングっていって2日間は水だけ飲むんです、何リットルも。でも撮影前日は300mlしか飲めない。飯も食えないし運動して汗を出して……それで撮影前日は一睡もできなかったです。終わった後はめちゃくちゃ眠れましたけど。目を閉じた瞬間に落ちて、ぐっすり寝ました、やり抜きました。

ーーそれは写真にしっかり残っていますね。現時点ではまだメンバーには本を見せられていないと思いますが、見せたら、どんな反応が返ってくると思います?

RIKU:どう思うかなあ……でもメンバーも同じ時間を過ごしてきたから同じ感覚だったと思います。それぐらい辛かったんで。

ーー反応はまた教えてください。さて、ありがちですが、この本、100点満点だったら?

RIKU:……200点

ーー超えちゃいましたね!(笑)

RIKU:自分のありのままをさらけ出すがテーマなので、生意気に感じられるようなフレーズや文もあると思うんですが、あんまりファイティングポーズを取らずに見守って見ていただけたらうれしいなと思います。