反則負けのイストラテが「山口はシナのコピー」「1回出したパンチは止められない」と裁定に不満【K-1】

山口の踏み込みにイストラテのパンチは後頭部付近に当たってしまった(撮影・蔦野裕)

 再開後、イストラテは再びラッシュ。距離が詰まり組み付くとイストラテのパンチが山口の後頭部に当たってしまい、2枚目のイエローカード。再開後、イストラテが左右のフックの連打。距離が詰まった際にイストラテがつかんでのヒザ、もしくはまたも後頭部にパンチが当たってしまい、山口が昏倒。たびたびの反則にレフェリーがレッドカードを提示し、イストラテの反則負けとなった。

 試合後の会見でイストラテは「今回の試合は、前回のシナ選手との試合のコピーのように感じた。今回は戦いに来たつもりだったが、相手が戦いに来ているのかダンスに来ているのか分からない感じだった」と憤まんやるかたない表情で試合を振り返った。

 山口については「非常に女々しい。彼は侍でもなけれが空手ファイターでもない。あまり悪いことは言いたくないが、シナ選手のコピーと感じた」と評した。

 後頭部へのパンチとジャッジされた場面については「私の戦いのスタイルはアグレッシブなもの。それは変わらないもの。もしそれを変えるなら、そもそもスポーツそのものを別のものに変えてしまうと思っている。今回は試合中にパンチを途中で止められたが、100キロ以上の体重を持っているので1回パンチを出したら止められるはずもない。それで反則を取られるのはどういうことかと思っている。パンチが当たるたびにブレイクを取られるということは考えられない」と語った。