東京ミッドタウン八重洲「MIDTOWN CHRISTMAS 2024」メインツリーのテーマは “金継ぎ”

台座に手をかざすとそれぞれのパーツがつながるように金色の光が駆け巡る
演出を担当したのはクリエイティブ集団 HYTEK Inc.。クリエイティブディレクターの満永隆哉さんは「今年の冬に何を表現すべきなのか、今年こそ意味のある光があるのではないかと考える中で、元旦にあった能登半島地震に思い当たった。個人的にもボランティアに行ったが、被災建物の解体・撤去が進んでいないにもかかわらず、取り上げられることが少なくなったと感じ、もう一度被災地を風化させず光を当てるために企画した」という。
ツリーの根本に東京の木材、枝先に行くに従って能登の木材や被災家屋の古材が使用され、台座に手をかざすとそれぞれのパーツがつながるように金色の光が駆け巡る。金沢市出身のアーティスト、Kan Sano氏の幻想的な音楽と合わせて唯一無二の空間に。1階 アトリウムには、芸術家のナカムラクニオ氏が被災で壊れた陶磁器を輪島産の漆でつなげた金継ぎ作品が展示される。