風間俊介、松岡広大らのバチバチ&ヒリヒリの会話劇!舞台『モンスター』東京公演開幕

左から、演出・美術の杉原邦生、笠松はる、風間俊介、松岡広大、那須佐代子

 最後に改めて風間は「世の中には物語がたくさんあって明日が楽しくなるような作品もたくさんあります。でも、この作品は悲しい出来事やニュースが流れた時に憤りや辛さを感じたりとか、それが溜っている人たちが見に来てくださった時に、もう一度改社会や問題、事件に向き合ってみようと思う勇気をもらえるような作品だと捉えております」とし、年の瀬で、街が華やいで楽しい気持ちになりたい方もいらっしゃると思うんですけれども、今年1年生きてきた中で辛かったり悲しい思い出を少し浄化するような、支えてもらえるような作品と出会いたいと思ってくださる方々に足を運んでいただければ」とアピールした。

 28日まで同所で。

風間舞台上ではバチバチも「裏では仲がいい」クリスマスチキンプランも

 スリリングで深刻な舞台だが、楽屋では舞台上で展開する物語の世界とは随分違うよう。

 風間によれば「コミュニケーションがすれ違っている物語ではあるんですけど、裏では仲いいです。クリスマス公演があるんですけれども、そういう作品じゃないにも関わらず、みんなでチキンを食べられたらって盛り上がっています」

 取材会でも作品中の役どころとは正反対ともいえる松岡に対して、風間が「そんなに素晴らしい答えをしてくれるとこれから見ていただくと皆さんびっくりされるかな? これからダリルはすごく刺激的な感じで登場してくれます!」と、笑っていた。