三代目JSBが最高のツアーファイナル!7回目のドームツアー完走

 そして、最終盤のアンコールは圧巻の一言だった。水が湧き緑の生い茂る大地やその果てでそびえ立つ巨大なモニュメントなど示唆に富む映像の後、燃え上がるような赤の衣装にチェンジした7人が再登場し「ツアーファイナル、アンコールいくぞMATE!」という今市の力強いシャウトから「Awakening Light」がスタート。炎とともにいっそう激しく歌い踊り、そのまま「大阪、そして全国の皆、燃え尽きる覚悟はあるか?」という今市の声が響く中、このツアーの正真正銘のラストソング「BLAZE」へ。

「これがJ SOUL BROTHERS、俺たちがJ SOUL BROTHERSだ!」「俺たちの魂が尽きるまで一緒に行くぞMATE!」全身全霊で魂を込めたØMIと今市の熱いシャウトが響き続ける。そうして最後までドームの観客全員を巻き込み、その熱を刻み込むようにして、渾身のパフォーマンスが終演した。

 そして最後にスクリーン上で2025年の新章を知らせる告知テロップが映し出された後、熱気冷めやらぬ観客の叫びが響く中で、満を持して新たなドームツアー『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2025 “KINGDOM”』の開催が発表された。早くも届けられたネクストステージの報により、会場中の大歓声でファイナル公演の幕が下りた。

 なお当日の取材では、来年のドームツアーについても所感が語られていた。「今回のツアーから半年を待たずに次のドームツアーがスタートしますが、ツアー開催中にもう次のツアーのロゴまで決まっている、という事は今までになかったので。今のツアーの手応えを踏まえてもう次の準備に取り掛かれている、というのはすごく良い状態だと思います。もちろん今からしっかり模索していくんですが、新しいエンターテインメントを届けられるのは間違いないと思います。」と今市。そしてNAOTOは「来年は15周年の記念すべき年。僕らとMATEの皆さんで掴んだ15周年ですから。昨日(大阪公演2日目)、隆二がMCで『自分たちのことを誇って下さい』と言ってましたけど、それがすごい好きだなと。僕らも自分たちグループを誇りに思っていますけど、僕らをここまで連れてきてくれたのはファンの皆さんなので。一緒にお祝いして、ファンの人達が“応援してきてよかったな”と思えるような、15周年に相応しい集大成にできたら」と語っていた。

 ツアーは、11月16日のみずほPayPayドーム福岡を皮切りに4都市で全9公演で行われた。