Crystal Kayがデビュー25周年で記念ライブ「音楽でつながり続けていきたい」 m-flo、BoAも駆けつける
そして、「think of U (KZ Future Disco Mix)」に乗せ、真っ赤な衣装に着替えたダンサーたちによる「Dancer Introduction」の後、こちらも真っ赤な衣装を身に纏ったCrystalが壇上から登場。これまでのアッパーな空間から一転、情感豊かに歌い上げる「Kiss」に誰もが聴き入った。
真っ赤なライトとドレスが煌びやかに重なり、アカペラで始まった「Boyfriend -part II-」は、コール&レスポンスやジャンプをしてファンと楽しむ時間に。
続いて「片想いしてる人いますか?じゃあ代弁して歌います!でもみんなも一緒に歌ってね」と情熱的なラテン調のアレンジで「片想い」を披露。
「hard to say」では、ともにライブを盛り上げたダンサーとバンドメンバーを紹介。MCでは「みんなの人生のサウンドトラックにいられるように、エンターテインしていきますのでこれからもよろしくお願いします」と深くお辞儀をした。
さらに、「The Stylisticsの皆さんも観に来てくれてて。レジェンドですよ!」とうれしそうに手を振る場面も。
11月リリースの最新曲「Love Myself」、ダンスレクチャーの後「Can’t be Stopped」をみんなで踊る光景は、多幸感に包まれていた。
そして、本編ラストは安室奈美恵をフィーチャーした「REVOLUTION」。「皆さんと一緒に、革命を起こしたいと思います!」と力強く宣言し、Crystal Kayバージョンで披露。演者全員が一つになり、ひたむきなパワーを感じる圧巻のパフォーマンスだった。
鳴り止まないアンコールで再登場したCrystalは、ライブグッズのロンTに短パンというラフな出立ち。
手を振ったり、ハートを送ったりとファンサービス満載の「恋におちたら」、キッズダンサーと踊る「何度でも」は自然と笑みがこぼれた。
「これからもずっとみんなと音楽でつながり続けていきたいと思います」と告げ、ラストの「Forever」では、ダンサーたちも真っ白な衣装に。何色にも変わることができる、未来への可能性を感じるステージだった。
思い出の曲も背中を押された曲も、リスナーの数だけ物語がある。会場にいた誰もがその主人公で、いくつものストーリーによって折り重なった25年。ファンとともに作り上げた、メモリアルなライブとなった。
(文:長谷川 チエ)