鈴木勇人が引退をかけて王者ヨードクンポンに挑戦「進退をかける。ここで勝てなければ格闘技人生に先はない」【K-1】
ヨードクンポンへの挑戦が決まった鈴木勇人
K-1が12月25日、都内で会見を開き、2025年の第1弾大会「K-1 WORLD MAX 2025」(2月9日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の第1弾カードを発表した。
今年9月に行われた「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」を制し王者となったヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)を挑戦者に迎え初防衛戦に臨む。
ヨードクンポンはトーナメントでは1回戦でカン・ピナール、準決勝でイオヌット・ポパに連続KO勝ち。決勝では 稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)に2-0で判定勝ちを収めている。鈴木は同トーナメント1回戦でポパと対戦。3Rに右目上からの出血が激しくなりドクターストップによるTKO負けを喫している。
今回の鈴木の挑戦について宮田充プロデューサーは「挑戦者にはいろいろな候補があったが、鈴木選手を選んだ。来年1月で35歳になる。プロキャリア27戦でKrushのスーパー・ライト級王者にも輝いている。9月のトーナメントで1回戦で途中で負傷して試合続行不可能でドクターストップでTKO負けとなってしまったが、内容的にはこれからというところだった。あの無念はできるだけ早くはらしてあげたいと思った。年齢的な部分もある。鈴木選手やジムからも“いつでもいいから早くチャンスをくれ”と言われた。いろいろな候補がいる中で浪花節になるかもしれないが鈴木選手にチャンスをあげたいと思った。そこでどうなるかでスーパー・ライト級の次の展開を考えている」などと説明した。
会見には鈴木のみが出席。「率直にうれしく思っている。トーナメントでああいうふがいない結果に終わり、正直、トーナメントにかけていたので負けたら引退しようと思っていたが、血がたくさん出て試合が終わってしまった。自分でもすっきりしない感じで、これからどうしようかと考えているうちにこうやってチャンスをいただいた。タイトル戦を組んでもらったからには王者になろうと思っている。2月9日は自分が王者になる」と語った。