海人が2度のダウンを奪ってGLORY3位に判定勝ち。野杁と原口の敗戦には「日本の格闘家はこんなもんじゃない」【SB】
1R、海人は左ボディーで2つ目のダウンを奪う(撮影・蔦野裕)
シュートボクシング(SB)のビッグイベント「-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024」(12月26日、東京・TOKYO DOME CITY HALL)のメインイベントでSB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)がWAKO世界ミドル級王者でGLORYライト級3位のゲリック・ビレット(フランス)と対戦した。海人は1Rに2度のダウンを奪い、圧勝かと思われたが2R以降、蘇生したビレットに手こずり、3-0の判定勝ちとなった。
この「GROUND ZERO」は“格闘技の祭典”として行われてきたビッグマッチで今回が約5年ぶりの開催。さまざまな団体から選手が参戦し、通常の公式戦では見られないルールの試合が行われた。
1R、ともにオーソドックスの構え。海人はワンツーから左ローのコンビネーション。ビレットは圧をかけてパンチから右ロー。海人は右カーフからワンツー。ビレットも右カーフ。海人は詰めて左ボディー、そしてヒザををボディーに打ち込む。海人の右カーフを嫌がるビレット。そして海人が左の三日月蹴り一閃。ビレットがダウン。立ち上がったビレットに海人は詰めて左ボディー。ビレットも左フックを返すが、海人はなおも左三日月蹴りから左ボディー。これでビレットはしゃがみこんでダウン。立ち上がったビレットに海人は詰めてパンチを連打。ビレットもガードを固めしのぐとパンチを返す。海人は前蹴り、左ボディーで追撃もゴング。