海人が2度のダウンを奪ってGLORY3位に判定勝ち。野杁と原口の敗戦には「日本の格闘家はこんなもんじゃない」【SB】

ビレットの右ストレート(撮影・蔦野裕)
海人は試合後のマイクで「倒し切れなくて自分がふがいないなと改めて思いました。今年2024年も世界って簡単じゃないな改めて思ったし、乗り越えなあかんことがたくさんあると思いました。でもまた一つ思ったことが“俺ならできる、70キロの世界最強になれる”と確信しています。そのための練習もしています。僕だけじゃなく、この階級だけじゃなく、日本人の格闘家、2025年はもっともっとみんな強くなってもっともっと活躍する年になると思います。そのためには皆さんの支えが必要になるので、シュートボクシングファン、格闘技が好きな皆さん、僕だけじゃなく、シュートボクサー、日本の格闘家、みんなのことを支えて応援してください」と反省の弁と来年への抱負を口にした。
試合後の会見に右拳を冷やしながら現れた海人。2度のダウンを奪ってから倒し切れなかったことについては「1Rの途中からなんか痛いなと思い始めて。ラッシュの時におでことか頭を殴っちゃって、2Rの途中にクロスを合わせに行った時に思い切り頭に当たっちゃって、やばいなと思って。顔面の回し蹴りも見えていたが右でガードするのが怖くて変な反応したら当たってしまった。そんなこともあってテンパった。途中から感覚がなくて。こういうのは何回かある。もともと右の甲を骨折した時に放置したまま直しちゃって、変な形でくっついている。ちゃんと打たないと痛めやすい拳になっている。それが再発した」などと拳を痛めてしまったことを明かした。