のん、舞台挨拶でシャンパンボトルを手に“文豪コール”会場大盛り上がり

 

 公開中の映画『私にふさわしいホテル』の舞台挨拶が28日、都内にて行われ俳優の、のん、田中圭、滝藤賢一、若村麻由美と堤幸彦監督が登壇。のんが劇中に登場した“文豪コール”を実際に再現し会場を盛り上げた。

 ベストセラー作家・柚木麻子の同名話題作を実写化。挽回を狙う新人作家の奮闘を描く痛快逆転サクセスストーリー。

 自分を窮地に追い込んだ大御所作家に仕返しをしながら返り咲いていく主人公・加代子を演じたのん。「楽しかったですね。普段、いえないような暴言を吐いたりとか啖呵を切ったり。(滝藤が演じる大御所作家)東十条先生の首を絞めたり…」とにっこり。

 その“悪逆非道”っぷりに「小説にかける情熱だけは純粋で、それ以外はどう思われてもいいという人なのかなと、その純粋さには気をつけてました。そこ以外は悪くて純粋さのかけらもないという役です(笑)」

 そんなのんに、東十条の妻役・若村は「のんさんの着物の似合うこと。映画では500万円の着物という設定だったんですかね?」と話を振ると、のんが「実際は800万。それでお鍋を食べないといけなかったので恐ろしかったです(笑)。1回、しょうゆがこっちに倒れてきたことがあって危機一髪で回避しました。よかった…」と安堵の表情。

 今年一年の振り返りを聞かれると「今年はすごく詰め込み作業…充実していて、水分が逃げていった年です。海に飛び込みたい気持ちですね(笑)」。

 イベント終盤では、劇中にも登場した“文豪コール”をのんが実際に再現し会場も大盛り上がり。シャンパンを手に21人の文豪の名前を完璧にコールしたのん。観客の拍手喝采に「今もしみついてます」と照れ笑い。最後は「日々、溜めこむこととかモヤモヤすることとかあると思いますが、加代子が代わりに吹っ飛ばしてくれると思います」とアピールしていた。

 

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