イゴール・タナベが「もやもや病」でしばらく休養へ。「必ず復活し、また皆さんの前で戦います」とコメント【RIZIN】
写真は昨年10月の「RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」で前々日インタビューを受けるイゴール
RIZINに出場している格闘家のイゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)が「もやもや病」でしばらく競技の一線から離れることが12月28日、分かった。RIZINがこの日付のリリースで明らかにした。
イゴールは11月17日に名古屋で行われた「RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA」(愛知・ポートメッセなごや 第1展示館)でマルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)と対戦の予定だったが、マルコスがケガでドクターストップがかかり、欠場。試合が中止となっていた。イゴールは大晦日出場へ向け準備を進め、出場にあたってのメディカル検査を12月はじめに受けた際のMRI検査でもやもや病との診断を受けたという。
リリースによると、この疾病は脳出血や脳梗塞を起こしやすい状態であるため、MMAや頭部に打撃のある競技、また減量に伴う過度の脱水は非常に危険であるという診断を受けたため、しばらくは競技の一線から退くこととなった。
イゴールはRIZINを通じて「応援してくださる皆さんへ
年末にこのような報告をすることをお詫び申し上げます。しばらく、RIZINのリングで戦えないことを非常に残念に思っています。今年は迷惑をかけることが多く、リングで全てを取り返したかったのですが、叶わず悔しい気持ちでいっぱいです。
もやもや病は完治がないと言われていますが、私はこれまでも不可能を可能にしてきました。必ず復活し、また皆さんの前で戦います。
それまでは、柔術やグラップリングで世界を目指しますので、これからも応援をよろしくお願いいたします。」とコメントしている。
もやもや病についてはシンガー・ソングライターの徳永英明さんが発症したことで多くの人が知ることとなった病。徳永さんは2016年には脳梗塞を発症する恐れがあったことから手術を受け、しばらく療養した。復帰後はライブをはじめとした音楽活動を精力的に行っている。