腕を折る覚悟を持って試合に臨む新居すぐる。武田光司は「試合は別。なので後はやるだけ」【RIZIN.49】
先輩の新居すぐる
「RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で行われた。
「骨肉の争い」といっても過言ではない一戦で対戦する武田光司(フリー)と新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)がそれぞれの表現で試合に臨む覚悟を示した。2人は六本木のバウンサーとしての先輩後輩で、普段から仲がいいという間柄。
先にインタビューを行った新居は試合決定からここまでについて「2週間前にあった結婚式でも席が隣だった。共通の知り合いが多すぎてSNSなどでめちゃくちゃ見る。武田との思い出を思い出しながら“2人でここまで来れた”という感情が生まれた」と語った。結婚式についても「話すことは絶対ないですけど。お互いちょっと距離おきながらでした」とのこと。
武田についてはカード発表会見同様「顔がでかいから打たれ強い」と評したうえで「気持ちが折れない、ずっと前に出てくるスタイルでそれに負けたら自分が負ける。心は折れないので心を折る前に意識を落とすしかない。絞め落とすか殴って失神させないと」と語る。アームロックががっちり極まっても「武田は絶対にタップしないんじゃないですか。練習中もタップしない、絞めても関節を取っても」と武田はタップしないと予想し「アームロックは、武田だけじゃなく全員折る気で行っている。そうじゃないと取れないから」と折る覚悟を持って試合に臨む意思を見せた。また判定決着については「フィニッシュしか僕はありえない。判定で勝てるイメージはない。それは誰にでも。まず持たない」と視野にはなし。
この試合を終えた後については「武田も一緒だと思うけど、国際戦をやりたいとどっちも言ってるから、ここに勝って来年は強い外国人を倒したい。2人ともベルトも狙っているし。でも今はこの一戦のことしか考えていない。格闘技なので勝ち負けで天国と地獄。落とすと下がっちゃう。僕は年齢的にも落としたくない」とこの試合にかける覚悟を口にした。