GENERATIONSの数原龍友、32歳のバースデーにソロ名義のKAZでライブ「自分の好きなことを続けて行きたい」

 

 雰囲気は一転、会場を沸かせたのはシャネルズのカバー「ハリケーン」。〈Everyday isザ・どしゃ降り〉と低音で歌うキメのパートに会場が歓声で沸き、〈あの娘捜すのさMidnightチュー・チュー・トレイン〉と歌いながら、最前列の観客の手を取ったり、客席に降りて観客とハイタッチしながら会場内を一周。「あの娘を捜しに行ったけどおらんかったわ!」と、関西弁でユーモアたっぷりに観客とコミュニケーションを取り、会場に笑いがあふれる場面もあった。

 そして本編最後を飾ったのは、ヒューストンでレコーディングした「No Matter What」。教会で本物ゴスペルに触れて心が震えた経験から生まれた楽曲で、自分を支えてくれる全ての人への感謝と約束、そして音楽の神様への誓いを込めたとのこと。「人生には波がある。どんな時でも側にいてくれている皆さんには、本当に感謝している。皆さんの人生に少しばかりお邪魔できたら」とKAZ。美しく荘厳なサウンドに乗せて思いを込めて歌うと、目を閉じて体を揺らした観客。この1年の出会いやできごと、感動が、それぞれの中でよみがえったことだろう。