EXILE THE SECONDが有明アリーナで大規模忘年会、MAKIDAI、TAKAHIRO、後輩TJBBらも集結

 

 アンコールには、EXILE THE SECOND・TAKAHIRO・D.I・TJBBによる“24karatsメドレー”が待ち受けていた。24karats とは、“本物のストリートブランド”をコンセプトに掲げるLDH運営のアパレルブランドのことで、アンコールで彼らが着ていたジャージも、同ブランドのもの。と同時に、24karatsを冠した楽曲も多数発表しており、“24karatsシリーズ”はEXILEをはじめとするLDHアーティストにとって特別な存在となっている。その第一弾として2007年に発表されたのが、Sowelu・EXILE・DOBERMAN INC(SWAYとKAZUKIが入る前のD.Iの前身グループ)がコラボレーションした『24karats -type EX-』。立て続けに披露した『24karats TRIBE OF GOLD』も、リリース当時はまだEXILEと三代目 J SOUL BROTHERSしか所属していなかったEXILE TRIBEと、 DOBERMAN INCのコラボ曲であり、後に加わったメンバーの歌声やパフォーマンスとの化学反応が、あの頃とはひと味違う楽曲の輝きを引き出していた。本物のエンターテイナーたちが届けるパフォーマンスと、EXILE魂を象徴する煌びやかな24ジャージで締め括る2024年、なんて最高なんだろう。

 ……と、しみじみ感じていたからこそ、次の瞬間、盛大にずっこけた。このタイミングでこんな展開が来ると、一体誰が予想できただろうか。24karatsメドレーで熱狂した場内に、ふいにお正月の定番曲『春の海』が流れ出したのである。しかも、気が早いSHOKICHIは「28日ですけれども……もう、ここは明けちゃった感じでいきましょうか!もう明けていきましょう!」と強引に宣言(笑)。全出演者が呼び込まれたステージでは、TAKAHIROが「EXILEとかけまして、みなさんへの想いと説きます。その心は……ど真ん中に“I”(愛)があります」と、新年らしいなぞかけを披露したり、D.IのSWAYやTJBBの宇原雄飛がグループの2024年を振り返りながら、2025年への抱負を熱く語った。

 さて、そこになぜか遅れてやってきたのは、マイペースな最年長MAKIDAI。TAKAHIROの「何やってたんですか!?」というツッコミに、「俺、呼ばれてた!?ずっとステージ袖で呼ばれるの待ってたんだけど(笑)」と返すMAKIDAIのゆるさが、なんとも忘年会っぽい。その後もSHOKICHIが乾杯の音頭をとり、「明けますよー!?」「おめでとうー!」と酒を酌み交わしたり(成人メンバーは生ビールとケンチがプロデュースした日本酒、未成年メンバーはTETSUYAがプロデュースしたドリンク“チョコモ~モ~”の原液で乾杯)、メンバーからのお年玉ともいえる来場者へのプレゼント企画を行ったりと、忘年会と新年会が同時開催されたような“おめでたいエンディング”となった。

 そして最後は、主催者であるEXILE THE SECONDのみで、彼らのライブには欠かせない名曲『RAY』を熱唱。メンバーたちが口々にセカ友(EXILE THE SECONDファン)への想いを叫ぶ中、AKIRAが「来年、EXILEやります!SECONDもやります!」と叫ぶと、大きな歓声が上がった。そう、これだけ多くの人たちが、EXILEやEXILE THE SECONDとの再会を楽しみにしているのだ。その熱い想いに応えるように、笑顔で肩を組みながら「EXILE THE SECONDでした!」と叫ぶ5人。終演後のステージスクリーンには、メンバーたちからのメッセージが映し出され、エディネスミスと観客による一本締め……ではなく「なぁーにやってんだよ!?」締めが、約3時間に及ぶ大宴会の終幕を告げた

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