壮絶なKO負けの久保優太「とにかく最後まで試合を投げたくなかった」 サラさんは「初めて涙が出そうになった」とねぎらいの言葉【RIZIN.49】
会見の終盤、サラさんの励ましの言葉にやっと笑顔が出始めた久保
現在のダメージについては「鼻は多分折れていると思う。体は特にはダメージはない」と説明すると、サラさんが「心は折れてないって言ってました。体は折れてるけど心は折れてないでしょ?」と控室での会話を明かした。
久保は「勝てなかったことよりも、タイトル挑戦という目標から後退してしまったという点については37歳という自分の年齢を考えると落ち込みますね。ただ、この挑戦を周り道したら、自分の年齢というところでピークに持ってこれなくて、もしかしたら後悔していたかもしれないし。タイミングとしてはベストな挑戦だった、でも結果が出せなかった」と語った。
サラさんは「カッコいいとかカッコ良くないとか、そういう言葉で表せられないけど、初めて格闘技っていうのを見て感動したというか、涙が出そうになったというか。なんでかっていうと死に際まで行っていた。あの世の三途の川が見える一歩手前まで行っていた。人間って自分の人生の中で、夢に向かって死ぬ直前まで挑戦することって、今、みんなできていないと思う。私もできないし。だから試合を見ながら勇気をもらったというか。こんな軽い言葉では表せないくらい、インスピレーション的なものはみんなにも伝わったと思うから、格闘家の本来の目標は叶えていたと思う。負けたから褒めてない。だけどみんなに夢を与えた試合だったと思う。今回は感動した」とここでもねぎらいの言葉をかけると久保は「それを聞くと頑張ったかいがあったかなとちょっと心が救われます。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。