ホテル椿山荘東京で新たな絶景「天空のパゴダ」スタート!移築100周年の三重塔から霧出現
文京区の「ホテル椿山荘東京」にて、1月8日より新たな庭園演出「天空の三重塔(パゴダ)」がスタートする。庭園内の国指定登録有形文化財「三重塔(さんじゅうのとう)」が、広島・篁山(たかむらやま)竹林寺から移築され、今年で100周年を迎えることを記念したもの。
ホテル椿山荘東京で1月8日よりスタートする新たな庭園演出「天空の三重塔」
「天空の三重塔」は、同ホテルの霧の庭園演出「東京雲海」を拡張し、三重塔の芝生エリアや塔の横から霧を出現させる新たな庭園演出。これまでの庭園中央に位置する幽翠池(ゆうすいち)の上に出現する雲海に加え、新たに三重塔の前にも霧が出現し、庭園一面が霧に覆われる絶景が楽しめる。篁山竹林寺からは現代でも自然の雲海を見ることができるといい、移築100周年を記念してその光景を再現したのが「天空の三重塔」となる。
1925年、東広島市の篁山竹林寺から藤田平太郎によって椿山荘庭園に移築された三重塔。2010年、移築後初の “平成の大改修” において年輪年代測定法による調査が行われ、1420年代(室町時代前期)の部材が使われていることが判明した。東京都区内に現存する古塔は、旧寛永寺五重塔、本門寺五重塔、椿山荘三重塔のみだという。
「天空の三重塔」のおすすめの鑑賞スポットは3カ所あり、ガーデンビューの客室からは庭園全体を見下ろす絶景が、三重塔の前のエリアからは目の前にそびえる三重塔が雲に浮かび上がるような絶景が、ヴェルデテラスと呼ばれるテラスからは手前の幽翠池に広がる雲海と奥の天空の三重塔がセットで楽しめる。