「くまモン記者団」の子どもたちが「住み続けられる未来の熊本」について考えた! 最優秀賞は水と大気汚染に着目
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審査員を務めた工藤公康氏が子どもたちにメッセージ(撮影:マツモトカズオ)
また「2022年4月に熊本でアジア太平洋水サミットが開催され、熊本宣言が出された。水害を防ぎ、水の安全を守る、地下水を守る。水があるのは当たり前ではないということを皆さんにも知ってもらいたい」と語ったうえで「熊本から日本、世界へつなげていきたい。自分たちができることから始めていきたい」と訴えた。
このプレゼンに審査員から「熊本地震の際に水は永遠にあるものではないと感じられたり、アジア太平洋水サミットにも興味を持って、非常に具体的で分かりやすかったが、渋滞の面などで実際に水が減っていると実感している場面はありますか?」という質問が飛ぶと「これは言ってもいいのか分からないんですが」と語ったうえで熊本県内にある工場の地下水の使用状況に懸念を示すなど、小学生とは思えない鋭い疑問を持っていることを明かす場面もあった。
最優秀賞のプレゼンターを務めた工藤氏は授与の際に「素晴らしい発表でした。具体的なものも大事だと思いますが、メンタルの部分というのは人にとって大切なものなのではないかなと思います。愛があって友情があって、思いやりがある。やはりそういう世界があれば争いや紛争といったものは起こらないし、飢餓は差別といったものも起こらないんじゃないかと思います。究極の目標と言ってもいいんじゃないかとも思うので、それを胸に秘めて大切にしていただいて、育み、いい大人になってください」と子どもたちに呼びかけた。