タブレット純、初の自伝執筆に徳光和夫から太鼓判「純さんは小説を書いたほうがいい」

 元「和田弘とマヒナスターズ」メンバーで、現在は歌手でムード歌謡漫談家のタブレット純が1月19日、初の自伝『ムクの祈り タブレット純自伝』(リトルモア)刊行記念ライブ+トーク&サイン会を紀伊國屋書店新宿本店にて行った。

『ムクの祈り タブレット純自伝』(リトルモア)刊行記念ライブ+トーク&サイン会を行ったタブレット純(撮影:蔦野裕)

 昨年12月10日に発売された『ムクの祈り』は、即重版が決定するなど話題の一冊。満員の観客から拍手で迎えられた純は、司会を務める担当編集者を「出版界の荻野目慶子……と今、初めて言ったんですけど(笑)。何となく雰囲気が似ているな、と」と紹介し、もともとは大ファンだったという編集者に「……ファン? ファンだったんですね」と小さく驚いた。

 一昨年の夏に執筆依頼があり「最初は僕が語ったことをどなたかが聞き書きするか、自分で書くかというところから始まって、ちょっと迷ったんですけどせっかくいただいたお話なので、自分で書いてみようかと思ってこういう形になりました」といい、

「実は途中まで書きかけた全然違うものがあったんです。子どもの頃からの記憶を “ですます” 調で書いたりしていて、自伝という話をいただいていたのにだんだんただのコラムみたいな感じになってきて、これだと(『聖地巡礼』シリーズを出版する)山中企画と変わらないなと(笑)。以前から徳光和夫さんに “いやぁ純さんは小説を書いたほうがいいですよ” と言っていただいていて、小説まではいかないんですけど、初めて敬語ではない文体で書き出してみました」と声帯模写を交えて説明。

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