.ENDRECHERI. 堂本剛「これが平和のひとつの形」バンクシーらストリートアーティストの活動に共感

 

 シンガーソングライターの「.ENDRECHERI.」(堂本剛)が1月21日、渋谷ストリームホールで22日からスタートする日本最大級のストリートアート展「Stream of Banksy Effect ストリートアートの進化と革命 展 -Street Art (R) Evolution-」の記者会見に出席した。

 .ENDRECHERI.は同展のテーマソング「.ENDRECHERI. Brother」を担当。新たな時代を切り開くストリートアーティストたちの活動に共感してこの楽曲を制作したという。

 .ENDRECHERI. の名前について「“END”と“RE”というところには《終わらせる》という部分と、リスタートやリボーンの《始める》っていう意味があって、その2つはどちらもポジティブな意味を持っています」としたうえで、「時代には流行りの価値観や生き方が存在していて、それに乗っていないと孤立してしまう、そんな気になってしまうのが人間であると思うんです。でも実はそうではなくて、誰もが一度きりの人生、自分の価値観や生き方っていうものを大切にしたいって思いがあって、もっと大切なのはやっぱりそれを理解し合う人間関係。大変であっても、僕たちは作り上げていく必要性があると感じています」。そして「流行りとか毎日によって翻弄されて作り上げられてしまった自分じゃない自分っていうものを終わらせて自分を始めるっていうその喜びを共に共感しあいながら生きていこうというメッセージがエンドリっていう言葉の中に込めてあります。この思いに共感してくれる兄弟に向けて捧げたいと思った楽曲です」と説明した。

 

 開幕に先立ち、一足早く展示を見たそうで、「それぞれ個性があって、それぞれの命のメッセージがある。それがすごく刺激的だったし、これが平和の一つの形なんだなと僕は思いました」と静かに語り、「一人ひとりの生き方を尊重することだったり、考えを尊重することは本当に大切。皆さんの一つひとつの作品をここで一気に体感できるということは、平和を体感できるということと同じだなって僕は思いました」と続けた。

「選べなかった」と印象に残ったアーティストや作品として特定のものをあげることはなかったが、「自分の好みもありましたし、そういうことを見つけるのも楽しいですけど、普段触れないような感覚とか、自分がピントを合わせないような世界にこそ向き合ってもらえたらいいかなと思いました」と、話した。

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