井上尚弥が1カ月の延期と急遽の対戦相手変更にも動じずKO勝ち。試合後、ボブ・アラム氏が今春のラスベガスでの試合を示唆
イェジュンのパンチが井上を襲う(写真:AP/アフロ)
4R、イェジュンが圧を強め左ボディーストレート。井上は体勢を入れ替えコーナーに詰めると左ジャブからじわじわと追い込む。イェジュンも右ジャブで応戦。井上はワンツー。そして右に回って回避。井上は追って右ストレート。井上は左ジャブ。イェジュンが左ストレートも井上がカウンターで右ストレート。イェジュンが逃げるが井上は詰めて右ボディー。イェジュンは足を使って回る。追った井上はワンツー。イェジュンが前に出たところで井上が左フックをカウンター。ぐらついたイェジュンに左ボディーで追撃。ガードを固め右に回って逃げるイェジュンを追った井上はワンツーの右ストレートを打ち抜くとイェジュンがヒザをついてダウン。2分25秒、井上のKO勝ちとなった。イェジュン陣営からはタオルが投入されていた。
井上は試合後のリング上のインタビューで「思った以上に会場に足を運んでいただいて本当にありがとうございました。当初、グッドマンとの対戦が予定されていて、2度の中止と最終的には対戦相手が変更という今までにも経験したことがないことがいろいろありましたが、皆さんがこうして会場に足を運んでいただいて、僕はこうしてここに立てていると今日つくづく思いました。ありがとうございました。そして急きょ対戦を受けてくれたキム選手、ありがとうございました」と観客と対戦相手のキムに感謝の言葉。
試合については「いつもより被弾するパンチが多かったんですが、これも急きょ対戦相手が変わり対策不足ということもあり、リングの上で確認しようかなという思いからの戦いでした。でも全体的には良かったと思う」と振り返った。