佐々木尽が難敵・坂井祥紀を乗り越え4団体の世界ウェルター級王者に「Let’s have a fight」

佐々木の左ボディー(©Lemino/SECOND CAREER)
 プロボクシング「Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」(1月24日、東京・有明アリーナ)のセミファイナルで行われた「OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィックウエルター級タイトルマッチ」で王者・佐々木尽(八王子中屋)が坂井祥紀(横浜光)と対戦した。試合は判定となり、3-0で佐々木が勝利を収め5度目のWBO王座、2度目のOPBF王座防衛を果たした。
 
 佐々木は2023年1月に豊嶋亮太を1RKOで破りWBOアジアパシフィック王座を獲得。昨年5月には王座決定戦でジョー・ノイナイ(フィリピン)を5RKOで破り、OPBF東洋太平洋王座を獲得した。
 
 坂井は元日本ウェルター級王者。2010年にメキシコでデビューし、10年間海外で戦い続けてきたメキシコからの逆輸入ボクサー。2人は2020~2023年にスパーリングパートナーとしてグローブをまじえたことのある関係。
 
 1R、ともにオーソドックスの構え。佐々木は圧をかけて左ジャブ、左フック。坂井も左ジャブ。佐々木は左ジャブで前に出ると坂井の左ジャブが顔面をとらえる。坂井は左ジャブを突いていく。そして右ストレート。佐々木は圧をかけるが、坂井が左ジャブを的確に突いて右ボディー。佐々木は左右のフックから詰めて左フック、左ボディー。坂井は左ジャブ、右フック。そして坂井は右ストレート。佐々木は圧をかけて左ジャブ。佐々木の右のオーバーハンドはクリーンヒットを許さない坂井。佐々木が圧をかけるが坂井は左ジャブで止める。
 
 2R、佐々木が圧をかけるが坂井は押すような左ジャブ。佐々木は詰めて左フック、左ボディー。坂井は左ジャブ。佐々木が詰めて左ボディー。坂井が左ジャブも、佐々木は前に出て左右のフック。詰めて左フックの佐々木に坂井は右ストレートも佐々木はクリーンヒットはさせず。佐々木の空振りにすかさず詰める坂井。しかし佐々木はガードを固め、左右のフック。坂井は左ジャブ、右フック。佐々木はガードを固め距離を詰めると左フック。
1 2 3 4 5>>>