11月のデフリンピックに向けデフサッカー日本代表がJFLのクリアソン新宿と壮行試合で対戦「目指せ国立競技場に1万人」

クリアソン新宿の北嶋秀朗監督
対戦するクリアソン新宿の北嶋秀朗監督は「(二つ返事については)なんでかなと今ちょっと思ったんですが(笑)。直感的な部分で、こういうのは一緒に頑張りたいというのが一つ強いものとしてある。あと僕らクリアソン新宿は感動や豊かさをサッカーを通じて届けたいという思いを持っているクラブですので、そういうハンディを持ちながらも、普通に僕らとサッカーをするという思いそのものに心を打たれるし、本気でかかってくる彼らに対して僕らも本気で戦って、デフリンピックで優勝してもらえるような一つの力になれればという思いもあり、二つ返事で返事をさせていただいた。とても楽しみにしている」と語った。
デフサッカーの世界ではヨーロッパ勢が強く、世界ランキングも1位ウクライナ、2位フランス、3位トルコという状況。日本は6位につけているのだが吉田監督によると「上のレベルはほぼ実力は変わらない。どれだけの思いを持って、どれだけのパワーを持っているか。そういうチームが勝ち上がるんだなというのはある」と優勝への自信を見せた。
デフリンピックでのライバルとしては「去年のW杯ではウクライナと決勝で戦って1-2で負けた。ウクライナに負けた時の景色はみんな忘れていないと思うので、ウクライナへの思いは強い」とウクライナを挙げた。
また北嶋監督は会見後の取材で「デフサッカー日本代表のためにも、サッカーでちゃんと苦しめて“嫌だな”と思うプレーをいっぱいして、デフリンピックが楽だなと思えるくらい僕らが嫌なサッカーをしていい試合をしたい」と語った。