デフサッカー日本代表の松元卓巳主将が言葉を詰まらせ「今まで一緒に戦ってきた仲間にも着させてあげたかった」

デフサッカー日本代表の副主将を務める古島
 古島は「喋ろうと思ったことを全部言われた(笑)。デフリンピックは予選突破を今までしたことがありません。僕も2013年のブルガリア、2017年のトルコと2回出たが予選突破できなかった。トルコでは最後引き分けで突破できるところでロスタイムで失点を許して敗れた。2023年のブラジルはコロナの時期だったので遠征が認められず、出場権を取ることができなかったので間が空いた。その時に、2019年にJIFFという障がい者サッカー協会ができた。設立した時はJFAのエンブレムはなかった。まだ青の統一したユニホームを7つの団体が着用していた。そして3年前にようやくJFAのエンブレムを背負うようになった。背負ってこみ上げてくるものがあった。そういうチームの力も含めて世界大会で準優勝して、去年はアジア大会でも優勝した。これはJFAの力だと思っているので、そういう部分をいただきながらデフリンピックは優勝しかない。僕らもいい準備をしながら世界一を獲っていきたいと思っている」とデフリンピック優勝への決意を述べた。
 
 また会見後の取材では松元も「大きな一歩だなと感じたのはJIFF。7つの団体が統一のウェアを来た時に、やっと大きな一歩を踏み出したなと感じた。それまでも少しずつは良くなってきていた。グラウンドも少しずつ芝生のグラウンドが使えるようになっていたが、金銭面やユニフォームだったりという部分、試合相手も“代表チームなの?”という環境が続いていたので。そこで大きく変わったかなと思う」などとその状況の変化を説明。