大学生たちが企画・運営する「みるカフェ」が期間限定オープン。「ろう者と聴者のコミュニケーションの手段は一つだけではないということを知ってほしい」
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セレモニーでのトークセッションで、1回目のみるカフェで働いた経験のある実行委員会の石村天翔星さんは「たくさんのお客様が来てくださって忙しく働かせていただいたことをすごく覚えています。その中で印象に残っているのが、お客さんがこちらまで来てくださって、手話を表現してくださった方が何人もいらっしゃった。それがすごく印象に残っています。UC機材の普及をきっかけにコミュニケーションの幅が広がって聴覚障害によるハンデだったりとかあきらめるというようなことも、気にならなくなる社会がやって来るんじゃないかなと思っています」とろう者の立場もまじえて語った。またその第1回目の時には「お客さんに“ありがとう”という言葉を手話でやっていただけたのがうれしかった」という。
小川遥音さんは「どうすれば来てくださる方に楽しんでもらえるかということを考えて企画を立ててきました。特に手話のクッキーやチョコアート体験など、学生みんなで考案した企画を通して、聞こえる・聞こえないに関わらずたくさんの方にみるカフェを存分に楽しんでいただけることを期待しています」と呼びかけた。手話クッキーについては「I Love youの手話が書かれたクッキーを販売する予定です」とのこと。
名倉あみさんは「今回、UC機材を使ったコミュニケーションの方法を学びました。私自身、ろうの方と話すことがなかったので、今回、このみるカフェでそのような機材を使ってコミュニケーションを取ることをすごく楽しみにしています。また、聞こえる方、聞こえない方、いろいろな方が来てくれると思うので、みるカフェでそのような会話がたくさん生まれることを期待しています」と語った。