山田彪太朗「メインイベンターが普通の選手みたいな試合をしている場合ではない」と初メインに気合【SB】

セミファイナルで対戦する山田虎矢太(右)と川上叶

 セミファイナルでは山田ツインズの弟でSB日本スーパーバンタム級王者の山田虎矢太(シーザージム)と前SB日本フェザー級王者で現在、同級1位の川上叶(龍生塾)が57.5kg契約で対戦する。虎矢太と川上はともに57.45kgで計量をクリアした。

 川上は「明日はセミファイナルなので、しっかりセミファイナルらしい試合をしたい。シュートボクシングの関係者の皆さんと、他団体の方とかも見ている人もいると思うので、そういう人たちにも評価されるような面白い試合をするように練習してきた。(虎矢太は)一発があって面白い試合をする選手。その一発に気をつける。スリリングな試合になると思うが、どんな展開になっても最後は僕が勝つ」、虎矢太は「明日はシュートボクシング40周年の年の開幕戦ということで、本当に気合が入っている。会長が言っていたようにシュートボクシングの魅力を伝えられる試合をして、緒形さんが言ったように会場をぶち上げて開幕戦にふさわしい大会にする。(川上は)計量で体と目を見て、すごく仕上げてきたのが伝わった。気合が入っていたので明日が楽しみになった。実際に対峙してみても不安になることは一切なかったので、明日は僕が倒して終わると思っている」とともに勝利への自信を見せた。

 川上は昨年4月のKNOCK OUTでの龍聖戦の後に負傷箇所の治療のため一時欠場。今回は約9カ月ぶりの復帰戦となるのだが「今まで何戦かしているが、まだ一つ成長できていないところがある。ここ何戦かあまり成長できてなくて、今回の試合で進化した自分を見せるということを意識している」と語ると虎矢太は「川上選手が今まで以上に強くなった姿で試合ができるのはうれしい。強くなった川上選手に勝つことで僕の価値が上がると思うので、今の発言を聞いて楽しみになった」と返した。