川上叶が2度のダウンを奪って山田虎矢太に判定勝ち。「弟が倒されて黙ってられる兄貴でもないと思うんで」と兄・彪太朗との決着戦をアピール【SB】

山田虎矢太の左ボディー(撮影・蔦野裕)

 今年が団体創立40周年となるシュートボクシング(SB)の2025年第1弾大会「SHOOT BOXING 2025 act.1」(2月8日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで山田ツインズの弟でSB日本スーパーバンタム級王者の山田虎矢太(シーザージム)と前SB日本フェザー級王者で現在、同級1位の川上叶(龍生塾)が57.5kg契約で対戦した。試合は川上が2度のダウンを奪っての判定勝ちを収めた。

 今大会は兄の彪太朗がメイン、虎矢太がセミに起用されるなど山田ツインズが大会の顔となっていたのだが、川上が反骨心を見せた格好となった。

 1R、オーソドックスの虎矢太とサウスポーの川上。川上は左ミドル、左インロー。虎矢太は右ミドル。そこに川上は左フックを合わせる。川上は左インローを立て続け。虎矢太は右ローを返す。川上が圧をかけて虎矢太にロープを背負わせる。バックブローの虎矢太に川上が左フックを合わせてダウンを奪う。立ち上がった虎矢太に川上は左ハイ、左インロー。虎矢太は右ボディー。川上は回りながら左インロー。虎矢太は右のカウンター。川上は踏み込んで左ストレート。川上はスイッチを繰り返す。距離が詰まり組み合う。川上の左フックに虎矢太は右を合わせる。川上は左インロー、左ミドル。虎矢太が圧をかけて左右フック。川上は足を使って回る。圧をかける虎矢太が左右のボディー、右インロー。川上も左インロー、右ジャブ。

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