ガクテンソクの奥田修二が自身のnoteをベースとした「4分の3は書き下ろし」の初エッセイ出版。40歳のリアルやM-1挑戦時のエピソードに思わず胸熱

初エッセイ「何者かになりたくて」を出版したガクテンソクの奥田修二

 お笑いコンビ「ガクテンソク」の奥田修二が2月15日、初エッセイ「何者かになりたくて」の発売を記念したイベントを都内で開催した。

 奥田はよじょうとのコンビ「学天即」で大阪を拠点に劇場、テレビで活躍。数々の漫才賞を受賞するもM-1は決勝の舞台に立つことはかなわなかった。その後、「ガクテンソク」に改名し2023年に41歳で上京。同年にスタートした結成16年以上の漫才師のための賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント」はベスト16で敗退も昨年開催された第2回大会で優勝を果たした。

 今回のエッセイは2020年から書き始め、THE SECOND優勝の喜びなどを綴った「note」での連載を加筆・修正し、書き下ろし&語り下ろしを収録したもの。M-1への挑戦からTHE SECONDで優勝するまでの数々のエピソードが収録されているのだが、思わず胸を熱くさせられる。

 イベントの前に取材に応じた奥田は「THE SECONDに優勝して、いろいろな仕事のご依頼をいただく中で、僕が2020年から書いていたnoteを本にしませんかというご依頼をいただき“そんなこと言ってくださるなんて、さすが優勝やな”と思いながら、ぜひお願いしますと。むしろお願いしますという感じでした」と出版に至った経緯を明かす。

 多忙の中、かなりの加筆・修正があったとのこと。奥田は「1回目の打ち合わせで“こういうところを加筆して”“こういうところを書き下ろしで”と言われて“noteがそのまんま本になるんだ”という感じだったので“けっこう書くんやなと”(笑)。恐らく3分の2から4分の3は書き下ろしている感じなので、ほぼ新作として出せるものだと思っています」とnoteを読んでいたファンも新鮮な気持ちで読める内容になっているよう。

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