持続可能で高品質な農産物を効率的に生産・供給! 屋内農業プラットフォーム「Square Roots」
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株式会社Square Roots Japan(SQRJ)は、最先端屋内農業プラットフォーム「Square Roots」を日本に導入することを発表した。これによって同社は日本が誇る農業技術を保存・活用し、新たな文化と価値を創出するとともに、都市型スマート農業を推進し環境負荷を抑えた持続可能な食料生産モデルを築く。今秋には、都心にデモファームを設立、パートナー企業と連携し、地域のニーズに合わせた作物の生産・流通モデルを構築する計画。さらに事業を全国そして海外へ展開し、日本発のフードカルチャーと食のイノベーションを世界へ発信していくという。
同プラットフォームは米国で5つの州に導入実績がある最先端の垂直農業システム。AIとセンサー技術による環境制御、モジュール式栽培ゾーン、高度なソフトウェア、超ローカル供給網を活用し、天候や季節に左右されることなく、持続可能で高品質な農産物を効率的に生産・供給する。
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本プロジェクトは、気候変動や高齢化といった国内農業が直面する課題に対し、新たなソリューションを提供し、都市部でも持続可能かつ高品質な作物の安定生産を実現することを目指す。
SQRJのCEO松本舞氏は「世界各国にネットワーク化されたSQRファームを展開し、誰もが高品質な作物を安定的に生産できる仕組みをつくること」を長期的なビジョンとし、そして「日本が誇る野菜や果物の栽培ノウハウをレシピとして保存・再現し、未来へ受け継ぐ新たな可能性を広げます。農業未経験者でも参入しやすいビジネスモデルを生み出し、後継者不足という深刻な課題の解決にも貢献します」とコメントしている。
このプロジェクトは日米のチームが協力して伝統的な栽培技術の保存と再現を目指すもの。生産者の高齢化によって作り手が途絶え、市場から姿を消してしまったあるイチゴがきっかけだといい、幻となったこのイチゴを最先端の室内農業技術で復活させ、再び世に広めたいとしている。
SQRJは今後、農業の未来を切り拓く人材を募るという。