名優メル・ギブソンが9年ぶりのメガホン!“空飛ぶ密室”で起こる最高にエキサイティングな映画『フライト・リスク』を観た!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
こんにちは、黒田勇樹です。
三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.18『LALALA羅生門/ドララ羅生えもん』が無事千秋楽を迎える事ができました。今回も多くの方に来ていただきありがとうございます。
終わりました、と同時に次回の告知です。
今度は5月に三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.19「ハイパー刑事のアルティメット捜査線」をやります。またすぐにお芝居ができてありがたいです。ちょっと先ですが、ぜひお越しください。
では今週も始めましょう。
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どうしてこう、飛行機を始めとする乗り物を舞台にした映画はハズレがないんでしょうね。
列車、トラック、豪華客船、バイクや馬車も、いい!
でもまぁ、やっぱりというか、飛行機はトップクラス。
死のリスクが圧倒的に高いし、密室だし、揺れるし、嵐とか吹雪とか来るし、ロケーションもどんどん変わるし。ハリウッド映画とかだいたい飛行機事故から始まるし(当社比)。
この映画はほぼ1時間半、全編機内の3人のドラマで話が進んでいきます。
公式のキャッチコピーの中に「搭乗者全員ワケあり」と、書かれているんですが「ワケ」どころじゃなくて「クセ」も「演技力」も、物凄い。
ボケ数っていうんですかね? お笑いの方が「1本のネタに◯回、ボケを入れる」とか「M1が始まってから4分のネタに入れるボケの数が増えた」とかいうじゃないですか。
あれの映画版とでもいいましょうか「ハプ数(ハプニングやトラブルの起こる数のこと)」が、尋常じゃない。
よう、このハプ数のシチュエーションを、3人でやりきったな、と。
人が刺されたら電話がかかってきて、電話に出ると雪山にぶつかりそうになります。
本当に、1時間半ずっとそんなです。オープニングは、カーテンを開けたらヘラジカに窓から覗き込まれて、機動隊に突入されて、カップラーメンが爆発するシーンから始まります。
嘘じゃないんです! 本当に、ずっっとそんなんなんです! 観たんです! 僕、本当にフライト・リスク観て、そのままのことを言っているんです!
時には会話劇になり心理戦や、しっかり銃撃戦もあります。陽気なやつも出てきます。どんな人物かは、観てのお楽しみ。とにかくアクションサスペンスの「全部盛り」と言っていいでしょう。
ラストの終わり方も「そうそう! こういう映画はこう終わってくれないと!」という、ドキドキした時間をきちんとスッキリさせて映画館から退館させてくれる、そんな素敵な作品でした。
スリルやエンタメに飢えている方は、是非劇場でご覧下さい!