目黒日本大学高等学校ダンス部が光るダンスシューズで「踊酔(ワルツ)」DCC Chiyoda賞で贈呈式

 

 2024年夏に開催された「avex presents DANCE CLUB CHAMPIONSHIP 第12回全国高等学校ダンス部選手権」(DCC)のChiyoda賞のオリジナルシューズの贈呈式が2月24日、同賞を獲得した目黒区の目黒日本大学高等学校のダンスホールで行われた。式には部員12名が出席、自分たちの工夫とこだわりを反映させたダンスシューズを受け取った。

 贈呈式では、株式会社チヨダマーケティング統括本部永田誠二副本部長からオリジナルシューズを一人ずつ手渡された。全員に行きわたったところで、顧問の先生のカウントダウンで、一斉に箱を開けた部員たちはキラキラしていた瞳をさらに輝かせ、「すごい!」「かっこいい!」「世界に一足しかないシューズをありがとうございます!」とダンスホール中に喜びの声が広がった。

 手渡されたオリジナルシューズは、FILAブランドをベースに制作され、チームが大会で着用していた衣装と同じカラーリングで、ブラックベースでかかと部分にゴールドが入ったシックなデザイン。シューレースは光る仕様になっているのが特徴で、パフォーマンス中に点灯させることもできる。さらに、部員の名前をプリントしたインソールが思い出の品として添えられていた。

 

 部長の荒井優那さんは部員を代表して挨拶に立ち「この靴を作ってくださりありがとうございました。DCCの大会当日の自分たちの演技を見て、靴を届けたいと思っていただけたことが何よりもうれしかったです」と感謝すると、「色味だけじゃなく生地にもこだわってたくさん話し合いをさせていただいたので、完成品を見て、大満足しています」と笑顔を見せた。その後、真新しいオリジナルシューズに履きかえて、全員でパフォーマンスを披露した。

 DCCは、全国の高等学校ダンス部を対象にした選手権で、漢字二文字のテーマをダンスで表現して競う。目黒日本大学高等学校は「踊酔(わるつ)」のテーマを掲げ、三拍子の楽曲に乗せ、洗練されつつ艶のある作品でアピール、総合では9位、そしてChiyoda賞を受賞した。

 

 贈呈式に出席した、DCCのプロデューサーでエイベックス・アライアンス&パートナーズ株式会社の八幡裕也氏は、「勢いのある作品やテーマを強く打ち出した作品が主流になりつつある中で、高校生離れしたシンプルな作品で戦っていました。楽曲もシンプルで難しい作品だと思っていたのですが、最後まで踊り切っていて、個々の技術力や表現力の高さとこの作品にかけた練習量が伝わってきました。ダンスそのものに酔いしれて見終わった時には心を奪われるんじゃないかなと思った」と振り返った。

 永田副本部長は、贈呈式の挨拶で、「(大会のパフォーマンスは)スタイリッシュでオシャレで他のチームとは一線を画していた」とし、「どんなシューズをデザインするか楽しみにしていました。過去のシューズも個性的なデザインですが、今回は異彩を放つ素敵な靴ができたと思う」と話した。

 株式会社チヨダは「ダンスを足元から応援したい」という想いから、DCCを協賛。2024年の選手権は協賛をスタートして10回目となった。

 この日の模様は後日、YouTubeで公開する。

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