リュウ・ツァーがMVP獲得。魔裟斗氏「アジアからクルーザー級の王者が出たということはすごいこと」【K-1 AWARDS】
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MVPを獲得したリュウ・ツァー(右)とプレゼンターの魔裟斗氏(撮影・三田春樹)
K-1グループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2024」が2月26日、都内で開催され、K-1 WORLD GPクルーザー級王者のリュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)が最優秀選手賞(MVP)に輝いた。海外のジムに所属する選手がMVPを獲得するのは初めての快挙となった。
ツァーの2024年は3月の代々木第一体育館大会でシナ・カリミアンをKOで破り王座を獲得。9月の代々木第二体育館大会ではマハムード・サッタリを破り初防衛に成功した。
プレゼンターを務めた魔裟斗氏は「リュウ・ツァー選手は6戦6勝5KO。リュウ・ツァー選手の試合にははずれが一つもない。いつも解説席で試合を見ながら楽しませてもらっている。僕は24歳からK-1の解説をさせてもらっている。21年間、解説席にいて当時のヘビー級ファイター、ピーター・アーツ、セーム・シュルト、アーネスト・ホーストと歴代の王者の試合を間近で見てきたがそんな王者たちに負けない試合をいつもしている。今まではヨーロッパの選手が強かった。アジアからクルーザー級の王者が出たということはすごいことだと思っている。そして中国勢の勢いは全く止まらず、今、日本のファイターも押されてるところはあると思うが、負けずに頑張っていただきたい」と歴代の王者たちと比べ、ツァーを称えた。