「意外って言われた」中務裕太が Da-iCE花村想太とGENERATIONSのために作った“あるある”だらけの恋愛ソング
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Da-iCE 花村想太と組んだ「True or Doubt」
ーー「True or Doubt」は、カップルのメッセージアプリ上でのコミュニケーション、もどかしさ、言いたくても言えない本当の気持ちが綴られている恋愛ソング。楽曲を作るにあたって、ダンス&ボーカルグループ Da-iCEの花村想太さんと組みました。花村さんだったのには何か理由がありますか?
想太君はヒット曲を連発しているし、時代を捉えてる人だなって感じていて。他にも素晴らしい方はたくさんいらっしゃるんですけど、僕は想太君一択でした。GENERATIONSとDa-iCEはデビューが同じぐらいで、いろいろな現場で一緒になることも多かったから、知っていたし。仲がいい、プライベートで親交があるとかいうわけでもないけど……同じ関西人だからかな? ノリがあうというか、話しやすい。そういうのを含めて、やっぱり想太君がいいなって。それで、この企画があるんだけどお願いしたいと思ってるってメッセージを送ったんです。そしたら、ぜひやりましょうってことになって。打ち合わせでは、いろんなアイデアが出ましたね。
ーー話しやすいっていう感覚は変わらなかったんですね。
意気投合しました。楽しかったですよ、僕からこういうのをやると面白いですよねみたいな話をさせてもらって、想太君からもだったらこうですよね、みたいな。スマホ、メッセージアプリをテーマにすることは想太君からのアイデアで、おもしろいね、いいねって。
ーーピンときたんですね。
……共感できることって、曲を作るうえで、大事なポイントだと思うんですよね。
ーーたくさんの人に愛されるための重要な要素のひとつですよね。この曲が届けるストーリー、リリックの部分にもまた共感が散りばめられていますね。
「今から逢えない?」って、このメッセージ送っていいのかな? でもやめとこうって消して違うことを送ったりっていう、もどかしい感じ。結構あるあるだと思うんです。そういうとこですよね。
ーーその“あるある”、中務さんと花村さんがお互いの経験をぶつけあったりものだったりとか……?(笑)
……そういうのありますよねっていうのは話しながら(笑)。まあ大まかな作詞は想太君なんで、想太君の想いがふんだんに入ってます!
ーーこのプロジェクトはシンプルにいい曲を作るだけじゃなく、ヒット曲・売れる曲を作るっていう目標が掲げられていますよね。そうなると、プロデュースする中務さんが考えるヒット曲の条件みたいなものも自然に盛り込まれてくると思うのですが。
ヒット曲って聞いたらあの曲ねって分かる曲だと思うんです。どうやってそういう曲に育てていくのか、BUZZを起こすにはどうするかってことを考えました。例えば、メッセージアプリの音を入れたのもそのひとつ。聞きなじみのある音を入れたら面白いし、共感も生まれやすいだろうしって。
2人のボーカル、片寄と数原は「すごい」
ーー仕上がった曲を聞いたとき、どんな感想を持ちましたか?
デモ音源は想太君が歌って完成されてて……やっぱ天才だなと思いました。それに加えて、想太君もダンスボーカルグループでやってますからね、ダンスする時ってこういう音があったほうがいいよねっていうのがちゃんと入っていたり、間奏にダンスパートがあったりして分かってくださってるんだなあと思いました。そういうことは全然話してなかったんですよ。
ーーそこは自分もプレイヤーである花村さんだからこそ、な部分ですよね。他のメンバーの反応は……意外でしたよね。
そう。それ以外の反応は出てきませんでした……意外過ぎたのかな(笑)。みんな、もっとゴリっとした曲が出てくると思ってたんだと思います。ガツガツ踊る系の。聴かせる段階まで僕が想太君と組んでるのも知らなかったと思うので余計にそうだったんじゃないかな。メンバーには、いいサプライズになったと思います。
ーー花村さんで完成していたというボーカルの部分についてはどうだったんでしょう。
想太君が歌うと想太君の曲になるのは仕方ないんです。レコーディングに行ったんですけど、ジェネの2人が歌ったら一気にGENERATIONSの色に染まっていって。2人ってやっぱすごいって感じました。