試合当日に56歳になる船木誠勝が最後のタイトル戦に向けて並々ならぬ決意「年齢からくる焦りも感じた。やるからには勝つ」【SSPW】

タイトル戦への並々ならぬ決意を口にした船木

 受けて立つスーパーは「船木選手と最後に戦ってからだいぶ経った。そこから私自身、いろいろな相手と戦いやっとたどり着いたこの場所、簡単には譲れない。船木選手は名前があって強い。でも、このストロングスタイルプロレスはそのレジェンドに対して腫れ物に触れるような扱いをするのではなく、あえてこのストロングスタイルの頂点へ、最上級の戦いを見せる、そういった意気込みでこのカードを組んでいただいたと思っているので、戦いで敬意を表したいと思う。そして何より、ここ最近の試合でいくと、間下隼人、村上和成の2人を倒している時点で、そう簡単には行かない相手とは分かっているが、そこを倒して、より高みへとこのベルトを持っていきたいと思っている」と王者としての決意を述べた。

 船木は年齢による衰えについては「今のところは急激なダウンは感じていない。しかし本当に歩けなくなる時が来ると思うので、今のうちにやっておきたいなと思った」と語った。

 船木は昨年9月に当時の王者・村上に挑戦し敗れ、その村上を破ってスーパーが王座を保持しているのだが「やってみなければ分からない。自分は村上選手ではない。村上選手と戦うようにはならない。スーパー・タイガー選手も村上選手ではない。村上選手と自分がやったような試合にはならない。やはりじゃんけんのような感じ。相性が一番重要だと思う。全く違う試合になると思う」との見解を示した。

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