新曲は「かっこいい男6人がドーンと歌う」イメージ! 片寄涼太がGENERATIONSでやりたかったこと

6人のプロデュース曲は「ギリギリジェネ」
ーーさて、すでに第1弾の「True or Doubt」はテレビの音楽番組でパフォーマンスが初披露されましたが、今後も毎月新しい曲とパフォーマンスが順に出ていく感じになるんでしょうか?
どうなんでしょう……6曲パフォーマンスを作っていくのは大変だと思うんですよ。物理的にメンバーが集まってリハーサルするとかっていうことが厳しくなってくる時もあると思うし、それはお楽しみに!
ーープロジェクト全体の進捗はいかがですか?
次の(白濱)亜嵐君の曲までレコーディングを終えています。(小森)隼の曲は、僕は聞きました、という状態。隼の曲もおもしろいですよ。みんなちょっとだけ意外性があるんですよね。亜嵐君も隼も、裕太君もそうですが、“ちょっとGENERATIONSっぽくない”みたいなところのギリギリをやってる気がします。裕太君の「True or Doubt」はDa-iCEっぽくて、ギリギリジェネ。
ーー……ギリギリジェネ(笑)。
「True or Doubt」は歌っていておもしろかったですよ。譜割とか、歌の感じ、ハマり方とかも不思議っていうか、作家さんとも違う独特な色が花村君のエッセンスとして出た曲だと思いました。そういう意味で亜嵐君の曲も“なんかジェネがやりそうだけど、そういうテイストか!”みたいなのが面白いし、隼の曲も隼ならではだなって思うけどパフォーマンスが難しいんじゃないかなって思うところもある。
ーー今秋スタートのアリーナツアー“6IX SENSE”は、メンバープロデュースの6曲が軸になるんだろうと予想しますが、ある意味、昨年以上にどうなるんだろうという感じがします。
それは僕も思いますね。今年のツアーはすごく難しいんじゃないかって。“6IX SENSE”っていうタイトルだし、今年のツアーも、新体制になって1年というところだし、このタイミングだからこそ新しさを見せられるっていうところがありますしね。
ーー実験とか挑戦により積極的になれますよね。
応援してくださる方たちにそこを楽しみにしててほしいなっていうのがすごいあるし、自分が逆にファンだったらめっちゃ面白いだろうなって思います。
ーー改めて、プロデューサーとしてGENERATIONSの楽曲を作ってみて、どんな思いがありますか?
一緒に仕事したかった人との仕事を、グループという大きなステージでプロデュースできたっていうことがめちゃくちゃ楽しかったです。ソロでは行き届かないことも、グループだったらできるところもあるし。何より、GENERATIONSっていうグループを自分ひとりでプロデュースできるっていうのはとても面白い機会でした! また機会があれば、やってみたいです。
「GENERATIONSと絡みたい!」そう思ってもらえるグループに
ーーさて、先ほどのツアーの話もそうですが、フェスへの出演など、GENERATIONSの動きについても解像度が上がってきましたね。
「PRODUCE 6IX COLORS」の6曲もそうですし、東京ガールズコレクションを僕らがプロデュースする『TOKYO GENERATIONS COLLECTION』(9月)だったり、グループで出ていきつつも、自分たちのモノづくりだったりプロデュース力みたいなものがすごく色濃く出そうですよね。6人のプロデュースっていうところで、GENERATIONSの魅力を深めてくれそうだなと思いますし……GENERATIONSと一緒にやるとこんなことができるんだ!ってことを提示できる年にもなればいいなと思っています。
ーーある意味、それってこれまでGENERATIONSが見せてきたところとも言えて、ブレてない!って感じもしますね。だた、もっとすごい事ができる感じが確かにある。
キャリアも積み重なってきましたからね。「GENERATIONSと絡みたい!」そう思ってもらえるようなグループを目指していきたい。
ーーそれ、すごいGENERATIONSらしい目標ですね。
(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)
ミュージックビデオもプロデュース「温かさがにじみでた作品」
「PRODUCE 6IX COLORS」では、楽曲だけでなく、ミュージックビデオや楽曲のプロモーションも担当したメンバーがプロデュースすることになっている。
「気づいたことは」のミュージックビデオは、TikTokでも人気のレンズ付きフィルム「写ルンです」を渡して写真を撮ってもらう動画の手法を取り入れたもの。片寄は以前一緒に仕事をしたことがあるという映像ディレクターと組んでおり、ディレクターからの提案だったという。「恋愛だけの曲にしたくないってところで家族に出ていただいたりもしています」とのこと。「やってることは楽曲と一緒でめちゃくちゃ難しいことではないんですけど、シンプルだからこそ良さや温かさがにじみ出るような作品。自分の価値観が出たなって思ってます」と片寄。