青学大の原晋監督が子どもたちに「青トレ」指導。「どのスポーツも原点は走ることなので、走ることを楽しんで」とメッセージ

「東京2025世界陸上」マスコットのりくワンも登場。左はランニングモデル・タレントの志村美希

 まずは聞こえる子と聞こえない子が一組となり、UCアプリ「こえとら」を使っての自己紹介や互いに意思を伝え合うことを体験。

 続いては白石マネジャーを中心に「笑顔で楽しく気持ち良く走れるランニング法」=青トレを子どもたちに伝授。原監督は「青トレというのは青山学園大学がウオーミングアップの時にやっているトレーニング。青学が箱根駅伝で11年で8度勝てた要因の一つに青トレがある。正しい姿勢で走ることによって効率的にスムーズに走ることができる。準備運動をしっかりすることで故障の予防にもつながる。スポーツは継続的にこつこつ努力すれば必ず成長するものだと思う。それは勉強も一緒」などと語った。

 体が温まると次は実際にトラックを使って走り方を指導。佐藤は「腕と足は連動している。腕を振ったら足が動く。とにかく腕を振って走って」、若林は「リラックスしながら走って」、志村は「足の接地を意識して」などとアドバイス。走る際にはデフリンピックで使われるスタートランプを使ってスタート。400メートル走の後に「最初に飛ばし過ぎた」などと感想を口にした子どもに原監督は「若い時は最初からどんどん行っていい。そのうちにペース配分を覚えるから」などとアドバイス。2走目を前に村上は「2回目できついと思うが、走ることを楽しんで」、岡田は「疲れるとあごが上がることも多いが、真っ直ぐゴールを見て走って」、原監督は「応援も走ることも全力で」「陸上競技は練習に99.9%左右される。練習で厳しく鍛え、レースでは楽しむ。勉強も一緒。テストの日だけ頑張ってもダメ」とアドバイス。この日は400メートル走と100メートルダッシュをそれぞれ2回行った。