THE RAMPAGE、蜘蛛が見守る最新ツアー開幕! 追加発表のホール公演は「内容違う」!?

写真はすべて高田梓

  16人組ダンス&ボーカルグループのTHE RAMPAGEが3月1日、最新ライブツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 “PRIMAL SPIDER”』を静岡・エコパアリーナでスタートした。ライブでは、ツアーのテーマ曲となっている「蜘蛛の糸」、「BURN」など最新アルバム『(R)ENEW』(リニュー、5日発売)に収録された新曲7曲のほか、「THROW YA FIST」など代表曲、メドレー・アンコールを含んで全24曲をパフォーマンス。ファンら8500人を歓喜で乱舞させた。また、アリーナ会場で構成していた本ツアーに15のホール公演を追加することも発表した。

 18時半過ぎ、エコパアリーナはTHE RAMPAGEの単独ライブを待ちわびていたファンの歓声でビリビリした。

  ツアータイトルに「PRIMAL SPIDER」とあるように、ライブは大きな蜘蛛に見守られながら展開。メンバーはステージに現れると、事前にさりげなく予告していたままに「蜘蛛の糸」でセットをスタート。この曲がまとうダークファンタジーな世界観につながるような楽曲を、パフォーマーがそれぞれのストロングポイントを見せつける演出を組み込みながら、立て続けにパフォーマンスして、オーディエンスの視線をクギ付けにした。

 

 川村壱馬の「ぶちあがっていけるかー!」の声で始まったグループの代表曲のひとつ「100degrees」では、川村が新たにラップパートを追加してパフォーマンス。フレーズはスクリーンに映し出され、川村が紡いだ言葉を追うオーディエンスも少なくなかった。

 オーディエンスが手に持っているライトスティックが一斉に赤、白、青、緑、黄色と色を変えて会場がカラフルに染まるなかライブは進行。「SWAG & PRIDE」「ROUND UP feat. MIYAVI」とリミッターを振り切る楽曲が続き、客席はライトスティックの光とフラッグで波打った。

 ボーカルの吉野北人が主演する映画『遺書、公開。』の主題歌の「Drown Out The Noise」では映画作品のキーワードである“序列”を思わせる演出でオーディエンスを喜ばせた。

 

 

 ライブも後半戦に入ったところでこの日初めてのMCタイム。川村が「今回のライブ、過去イチで特急列車。マジで一瞬だと思うんで」と笑顔で強調したように、ライブはあっという間。それに比例して体力的にはキツイそうで、パフォーマーたちはその大変さをMCタイムで話題にした。山本彰吾が「……ほんまに、すごいなこのライブは」と笑えば、「…踊ったぁ」と浦川翔平。山本がパフォーマーだけで踊るコーナーの前に舞台裏で藤原樹と5秒ほど一緒で「しっかりきついな」「そうっすね」と会話したと明かすと、藤原も「本当に5秒でしたね、昨日ゲネプロをやったんですけどこんなにキツくなかったからみんなちょっと焦った」と笑った。

 約2時間のライブ。アンコール前には、15都市15公演のホール公演『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 “PRIMAL SPIDER” ~巡らせる糸~』を追加することも発表された。公演のなかには宮崎、長崎、岡山、和歌山、兵庫、沖縄とメンバーの出身地も見えた。これにより、本ツアーは、11月の沖縄コンベンションセンター劇場まで、発表済みだったアリーナ会場と合わせ、25都市で全35公演が行われる。

 公演前には、陣、山本彰吾、川村壱馬が取材に対応した。取材の内容は以下の通り。

  

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