THE RAMPAGE、蜘蛛が見守る最新ツアー開幕! 追加発表のホール公演は「内容違う」!?

 

ーー全国ツアー初日。手応えはどうか? これからの意気込みは?

陣:今回のツアーは年間のテーマにもなっている「蜘蛛」というワードから派生したもので、「PRIMAL SPIDER」っていう根源的な力強さみたいなものをTHE RAMPAGEとリンクさせてステージの上で表現したいとなってできました。最後にした単独(ライブ)は去年の東京ドーム公演(9月)で、正直あれを超えるっていうのが自分たちの中でもイメージができなくて、1度壊して新しいものを作っていこうと作り上げたツアーです。手応えとしては正直めちゃくちゃあります。ファンの皆さんが入って完成するライブかなと思ってるので初日の反応、どういったものがいただけるのか楽しみです。

川村壱馬:東京ドーム公演を超えるには……って感じになるぐらい、すごく特別な公演だったので、どういった見せ方をしていこうっていうところで、かなりこだわった尖ったライブ構成になってると思います。アルバムとかリリースとかの段階からこのライブを想定して作ってきたりとか、すごく丁寧に、本当に各所からこだわってやってきたライブになります。まずは初日しっかり頑張りたいです。

山本彰吾:年を越してから準備を重ねてきて、やっと皆さんの前でパフォーマンスできて、お見せすることができます。(作品やライブを)生み出すことにはすごく大変な苦労があるんですけど、作品が生み出されると、作品を愛してくれてる方がたくさんいたりして。僕らも同じように愛情をたくさん注いでこれから作品がばっとビルドアップしていく、成長していくのがものすごく楽しみです。今日がいい門出となるようにギリギリまで準備を重ねてみんなで色々話したりしたので、あとはもうぶちかますだけ。自信を持ってパフォーマンスするだけかなと思っています。

ーーニューアルバム『(R)ENEW』を携えてのツアー。ライブに向けて更新(RENEW)したところは?

川村壱馬:ツアーに向けてですよね……俺ら(体を絞って体重が)60キロぐらい落ちてますよね。

山本彰吾:……人が1人いなくなった。

陣:総重量がね。この間、ファンの方から、この世界からTHE RAMPAGEがそれだけ消えてんのはもったいないって言われました。60キロ分のTHE RAMPAGEが減るわけじゃないですか?もったいないって言ってくれたのは優しいんですけどね(笑)。

川村壱馬:ドーム公演が終わった頃から蓄えて、そこからの60キロだから。

山本彰吾:正月がありましたから。ドーム公演が終ってからの正月は気持ち良かったです。

陣:あの……今回のライブを作ってて、笑ってしまうぐらいTHE RAMPAGEなステージなんで、それをファンの人がどう感じ取ってくれるのか楽しみにしています。サポートダンサーはいないですし、ボーカル3人とパフォーマー13人が縦横無尽に舞ってる瞬間、パフォーマーコーナーの新しい挑戦とかも。エンタメってサプライズが大事だと思ってるので、いい裏切りが今回もいろんな箇所で。曲のあそこの部分が急に止まったと思ったらとか、あそこアレンジ入れてんねやとか、いろんな要素が含まれてるかなと思います。

川村壱馬:攻めながらも結構バランスいいっすよね。

ーーホール公演を追加で発表した。アリーナとホールを同時に進行させていく狙いは?

川村壱馬:2021年にホール公演をやらせてもらって、それ以降は僕らのライブのツアーの中でっていうところでは(ホール公演を)やっていません。去年は東京ドームがありましたが、いまのタイミングで、改めて日本全国の皆さんに会いに行く、自分たちがみなさんに会いに行って思い出を作れたらなという思いで、ホール公演をやらせていただこうと思っています。アリーナでなかなか行けないようなエリアにもかなりいけるので、それが今後の熱に変わってくると思います。エリア的にツアーになかなか来れないけど応援してくれてたり、ライブに来たいって思ってくれてる人たくさんいると思うので、そこに向けて。本当は47都道府県に行きたいぐらいです、蜘蛛の巣のようにくまなく。

ーー宮崎、長崎、岡山、和歌山などでも公演。現状実現はしていないが、このツアーで、メンバー全員の地元でライブを開催したいという意図があった?

陣:47都道府県本当に全部行きたいんですよ。ライブでは行けなくても1年通して行こうかどうかみたいな話もあるんです。でもそれはやっぱりいろんなスケジュールの兼ね合いもあったりもして……自分だったら、僕は大阪なんですけど大阪来てほしいし、そういうのもすごい考えながらパズルを組み立ててはいます。

ーーアリーナ公演とホール公演、差別化した意味は?

川村壱馬:一貫したライブではあるんですけど、距離感とかサイズ的にアリーナのセットをそのままホール公演には持ち込むわけにもいかないし、規模を小さくして同じことやってもなっていうところで、ホールはホールなりに皆さんに近い距離でいろんな見せ方というか、コミュニケーション取り方、ライブの見せ方、やり方があるんじゃないかなって。目的というか趣旨が違う。(ホール公演は)皆さんに寄り添いに行く。そういう感じでいければ。

ーーアリーナ公演とホール公演では同じことをやらない。どのレベルで変わる? パフォーマンスする曲も変わるのか?

川村壱馬:ごっそりだと思います、おそらく。

山本彰吾:ビジュアルも。ツアータイトルにもサブタイトル「~巡らせる糸~」がついて、より柔らかくなるので、自ずとセットリストも変えていこうと思います。

ーーライブ数が多くなって充実した1 年になりそうな予感。

陣:僕らはライブが1番楽しい。そこが主戦場で、THE RAMPAGEらしい。そこでまた鍛えられる自分たちもいて、自分たちでライブしながら得るものもそれ以上にめちゃくちゃあったりするんです。ホール公演は内容も違うので、そこもまた作り上げていく。いろんな見方ができるツアーになればいいかなと思ってます。(11月まではライブ漬け)……ちょっとカレンダー見るのが怖い。

ーー改めてホール公演への思いは?

陣:ファンの方には、でっかいところで派手なライブが見たい人もいれば、コンパクトなところで距離が近くて生感があるようなライブが好きな人もいる。なんでもできるほうが強いなと思っているんで。ホールはホールの見せ方があるし、そこは回を重ねていかないと僕らもスキルアップできないかなと思っています。むしろ今回も挑戦。フルキャパでのホール公演は初めてのツアー以来 2度目。その時よりも持ち曲も増えてたりするんで、どう見せていこうかっていうのはこれからかなと思ってます。

ーーツアーがフィナーレを迎える8カ月後、グループとしてどう成長していたい?

山本彰吾:皆さんからのエネルギーと僕たちのエネルギーが一緒になる場所がライブ。そういうところをより増やしていって、今年1年、16人でそういう場所に多く立つことによって自分たちの自信につながると思う。来年はこうやっていきましょうっていうのを自分たちで提案できたり、見えない未来を見るんじゃなくて自分たちで作り上げてく未来を見ていたい。来年ってこういう1年になるよね、みたいな話をしていたいです。それと同時にどこのエリアに行っても、THE RAMPAGEこの間来てくれてありがとうって言ってもらえるような、そういうホール公演にしたいという思いがあります。地域密着型なんだけど、すごい勢力を持ってるじゃないですけど(笑)、みんなに応援してもらえるようなグループになっていたいなと思います。