THE RAMPAGEの陣、初エッセイ『JOKER』は“陣生”とランペ愛でぎっちぎち?

「16人いるからこそ個性が光る」

ーー少し本から離れて、いま陣さんにはTHE RAMPAGEがどういう感じで見えてますか?

陣:それぞれやりたいことが明確に出てきていて、それを行動にも移していて、結果も出ている。お互いをリスペクトする気持ちをこれからも変わらずに持ち続けていきたいなと思います。それぞれの個性が光れば光るほど、グループが置いてきぼりにならへんかな?みたいな感じってね、ないわけじゃないと思うんですよ。それぞれで光って16人でさらに光るというのもあるでしょうけど、16人でいるからこそ個性が光るのもあると思うんです。自分1人で光れるもんでもないと思ってるんで。あ!今がそうだって言うんじゃなくて(笑)、そうならないようにしようね!ってことで。自分は自分でまた動くべきやなと思ってます。

ーーまた動く?

陣:16人で食事会も設定しますっていう!

ーーメンバーのみなさんがいろいろなタイミングで発言される決起集会ですね。ドレスコードのあった食事会!この『GL-16』の取材でも何度か出てきました。

陣:ああいうの絶対大事なんですよ、全員が揃わないと意味ないから、また動きます。

ーーTHE RAMPAGEがTHE RAMAPGEのやり方で前に進んでいく中で、陣さん自身はどう動いていきますか? これからどんなふうになっていきたいですか? 本の中では、LDH JAPANの社長っていうフレーズも出てきましたが……?

陣:目指すものは憧れられる存在です。陣という個人もそうやし、パフォーマーとして、THE RAMPAGEとしてもそう。「好き」っていう感情ももちろんありがたいんですけど、「すごいな」ってリスペクトされる存在、僕らの生き方そのものがカッコいいなって思ってもらえるグループでいられたら、すべてがうまくいくんじゃないかなって思うので。ダサかったりカッコ悪かったり、なんか違うなと思われてたら、いくら売れてたとしてもあんまりうれしくないんですよ。媚びたりもしたくないし、綺麗にまとまりすぎるグループでも違うかなって思うし……自分たちの主張もあり、でも周りの人たちとちゃんとうまく向き合う。そういうグループを作り上げていきたいです。

ーーカッコいいんですけど……またグループの話になってますよ(笑)。そういうグループを作り上げる時に、陣さんは何をしますか?

陣:それはTHE RAMPAGEのことを考えるしかないんじゃないかなあ。今日やったら今日、明日なら明日のTHE RAMPAGEの状態、メンバーのことを考えて、行動していく。

ーー分かりました。陣さんとTHE RAMPAGEはパッケージで切り離せないってことが。このエッセイが陣さんとTHE RAMPAGEという内容になったのは、そういう陣さんの個性がでている! さて、今後もこのプロジェクトからメンバーのみなさんが本を出版されていきますが、特に気になっている方はいますか?

陣:みんなですけど……(川村)壱馬。彼は全部自分の言葉で書いていて、受け入れられるかどうかわからんけど今はこんな感じですとか、書き上げる前から話を聞いていたので。長く一緒にいますし、彼の性格もトゲがある部分も知ってる。あれを書き上げることって、彼が成長する一歩だと思うので。

最新ツアースタート

ーーさて、3月1日から最新ツアー”PRIMAL SPIDER”がスタート。

陣:THE RAMPAGEらしいなっていうライブになっています。その一方で……LDHのライブであんまり見たことない感じになってるんじゃないかなと思います。めっちゃアバウトでイメージしづらいと思うんですけど(笑)。頭の1曲目からインパクトがすごいし、ラストもすごい盛り上がる!そんなライブになってます。

ーー最新アルバム『(R)ENEW』収録の新曲ももちろん?

陣:7曲の新曲それぞれがライブの中ですごく大事なポイントとして組み込まれているので、会場に足を運んで下さる方は聴きこんで来てくれたらいいなと思っています。

ーー『(R)ENEW』は全曲新曲ということで注目を集めています。どんな作品になっていますか?

陣:これまでのアルバムは、そこまでに出したシングルをまとめてリリースすることが多かったんですけど、オリジナルアルバム、ツアー連動するってことなら、自分たちで新しく考えた方がいいよねってなったんです。それで、最初に僕と壱馬と龍、そしてレーベルの方で集まって話して、どんな曲やりたいとか、自分たちから提案をさせてもらいました。実際に龍が手がけた楽曲もあります。1曲1曲にものすごく思い入れがあります。ボーカルチームも意見を出しあってレコーディングしてくれたみたいです。メンバーの思いが込められたアルバムなので、たくさん聴いてほしいです!

(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)