「THE MATCH 2」から「RIZIN男祭り」へ。榊原CEO「いろいろ封印してきたものを全部やる。プロモーター人生をかけて勝負に出る」【RIZIN男祭り】

この日は2カードを発表。左からヒロヤ、榊原氏、クレベル、篠塚

「RIZIN男祭りっていうタイトルがさっき控室で決まったところ。未来vs平本という強い再戦カードがあったからTHE MATCHというタイトルで天心vs武尊戦でドームの大観衆の皆さんに作り出してもらえたあのイベントを彷彿しそれを超えられるものを作れれば。決してRIZINの力だけでなく、日本の格闘技界の力が結集する日になればという思いの中でタイトルを付けたが、いろんな団体の人たちも冷たく“なんだよ”という感じだった。僕らはフェデレーションなのでそれぞれのプロモーションもありながら、みんなの潤滑油になったり扇の要になって、別にうちが目立ちたいわけじゃない。みんなにスポットライトがあたる。東京ドームは特別な場所だから、ファンのみんなもドームでやるってだけでわくわくするところがあると思う。選手たちも大海原の前に立って戦ってみたいじゃないですか。そういう中でいろいろ忸怩たる思いもあり、蓮のケガで強いカードがなくなったなかで、ガラッと真っ白に頭を切り替えた。プロモーターとするとピンチな状況ではある。でもチャンスはピンチの姿をして現れるという言葉を自分にリマインドさせて。未来とも話し、未来も復活する覚悟を決めてくれた。だったらRIZIN全力でこの日に祭りを作るために選手に声をかけようと思って『超RIZIN.4』にしたらどうかというアイデアもあったけど、今までの超RIZINも引きずりたくないという中で、僕もプロモーター人生をかけて勝負に出る。5月5日は男の子の日、こどもの日、その前にRIZINになってからもちょっと使った『男祭り』復活ということで『RIZIN男祭り』というタイトルで、5月4日に東京ドームで開催する覚悟を決めた」などとここまでの経緯を説明した。

 今大会には朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)の出場が決定。この日の会見ではクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)がラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)を相手とした初防衛戦、ヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)vs 篠塚辰樹(MASTER BRIDGE/剛毅會)のMMA戦も発表された。篠塚はこれがMMAデビュー戦となる。

 またグランプリの開催も発表。現段階ではヘビー級のトーナメントが予定されている。開催が噂されているフライ級についても榊原氏は下半期から行いたい意向を示した。

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