「第3回高校生ecoアイデアコンテスト」で渋谷教育学園渋谷高等学校の「完全自作ボードゲーム『カンリンリ』」がグランプリを獲得。ゲームを通じて環境問題を自分事に

準グランプリは青森県立名久井農業高等学校環境システム科が受賞(撮影・蔦野裕)

 表彰式後、審査員を務めた所氏は「年々レベルが上がっていると思う。アイデアはどれもハッとさせられるような着眼点が素晴らしいものばかり。差がついたのはさらに一歩踏み出しているかというところだったのかもしれない。皆さん、アイデアは素晴らしいので、ぜひ今日、プレゼンしたことを皆さんなりの方法で社会に実装までは難しくても、何か一歩踏み出せるようにこれからも活動してもらえれば」、阿部氏は「年々レベルが上がってきていて、賞が取れたか取れなかったかというより、皆さんが考えたアイデア、これはアイデアのコンテストだが、今後、大学や就職した時に、本当に社会に役立つものとして一人ひとりが考えていただければ。そして今回はいくつかのチームで先行研究をして、その文献の出処を出したりということをしていた。自分のアイデアなのか、先行研究のアイデアを引用して使っているのかということを書いているところもあった。そういう過去の先輩たちの知識を得ながらそれを新たに自分たちの知恵として生かしてもらえれば」、木幡氏は「皆さんのプレゼンテーション能力が素晴らしかった。これから生きていくうえで物事や自分の考えを誰かに伝えることがすごく大事になってくる。それが素晴らしいと感激した。これからもブラッシュアップしていってほしい。環境の部分は具体的な対策になってきているなと感じた。SDGsウオッシュという言葉を何人かが言っていた。これからは本気で取り組まないとダメなので、そこの部分を皆さんがちゃんと理解している。大人も頑張らないといけないなと感じた。また来年も期待したい」などとそれぞれの分野からの視点で総評。

 最後に一木氏が「本当に3回目を迎えて、レベルが上がってきた。今日も全国各地から参加していただいていて、この輪が全国に広がってくれていてうれしい。我々もこの活動を継続していきたいと思っている。今日参加した8チームの皆さんが、もしかしたら将来一緒に何かをやるかもしれない。そういう志や考えを持った皆さんのではないかと思う。皆さんの未来に対して期待したいし、皆さんにはこういった活動を通して成長してほしいし、後輩も育ててほしい。これからも頑張って活動してほしい」と参加した高校生たちに呼びかけた。

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