「成功する起業家の共通点とは?」起業最前線からヒント満載のトークイベント 参加者からも続々質問

第2部は「起業のリアル!全貌と実例から成功をつかめ!」と題し、⾃⾝も連続起業家ながら、数多くの起業⽀援に携わる中島幸志⽒(サスティナブル・ストーリー株式会社 代表取締役)と、成功を収めた起業家たちを⻑年取材してきた磯⾙美紀⽒(フリー株式会社「起業時代」統括編集⻑)が登壇。
「よく取材の中でも、起業のアイデアが見つからないという声を聞くことがある」と言う磯⾙氏。「そういうときは“コト、モノ、ヒト”における自分の起業資源を洗い出してみよう”と、よくお話しします。ポイントは、洗い出したもの、自分の得意を掛け算すること。自分の得意と、世の中の共感をミートさせていくにはどうしたらいいか考える」と言い、これまで取材してきた起業家の成功事例を紹介。
趣味のお菓子作りから、低糖質のお菓子の通信販売、レシピ本出版、さらにお菓子作りのシェアキッチン事業を展開した女性起業家の事例に「ビジネスとは結局、価値を貨幣換算するということ」と語る中島氏も「通常なら、お菓子のお店を開くというビジネスを考えてしまうが、どうしたらより広く人に届くビジネスになるか、スケーラビリティーを踏まえてビジョンをピボットできたのは素晴らしいですね」と多角的な視点や、柔軟な視点の切り替えの重要性に言及。
起業を成功させるために必要な視点を語り合った2人。磯貝氏は「私は“起業家的開花力”と呼んでいるんですが」と「上手くいかなくても何度でも挑戦する復元力、再起力」「繋がりをつくる人間関係構築力」「虚栄や見栄ではない等身大のビジネスマインド」などを上げ“等身大起業のすすめ”を紹介。中島氏も「これが全部できている起業家に会ったことはないけれど(笑)」と笑いを誘いつつ「成功する起業家はクセが強かったりもするけど、こういう素養を持っている人は多いですね」とうなずいていた。
スティナブル・ストーリー株式会社・中島幸志⽒
フリー株式会社「起業時代」統括編集⻑・磯⾙美紀⽒