若松佑弥「はいつくばってでも勝つという気持ちが当時とは違う」と覚悟の出陣。3年前のリベンジと王座奪取目指しモラエスと対戦【ONE172】

腕十字固めを極める

 また前回はコロナ禍のシンガポールで観客は会場の半分という中での試合。今回は満員のさいたまスーパーアリーナでの試合となるが「みんなのパワーというか気をためて、さらにそれをプラスにできるという自分ができている。そこらへんは3年前の未熟な自分とは違うという感覚は自分の中である」とも語った。

 そして「自分を打ち破るというか、限界を超えた自分を見せたいという気持ちだけ。そこに一点集中。盛り上げようとかいいパフォーマンスとかは抜きに、自分の中の弱い自分をぶちのめすみたいな、それだけ。盛り上げようとかは思ってない。ただそれを見せたら、戦いを見てもらえれば分かってもらえると思う」とこの試合にかける並々ならぬ決意をうかがわせた。

 王座を獲得した際には「変わらず自分自身を見つめ直して、さらに強さを求めてONEのフライ級のベルトの価値を磨いて、ONEが一番というところを目指したいと思っている」と語り、最後は「全力を出し切って、しっかりベルトを獲る。KANAさんからバトンを受け取って、それを野杁さんと武尊選手に引き渡す。本当に最後のつもりで戦うので、ぜひ楽しみにしてもらえれば」と締めくくった。

ONE Championship「ONE172:TAKERU VS RODTANG」(3月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)
◆メインイベント(第14試合)フライ級(−61.2kg)キックボクシング スーパーファイト 3分5R
ロッタン・ジットムアンノン(タイ/Jitmuangnon Gym)vs 武尊(Team Vasileus)

◆コメイン(第13試合)フェザー級(−70.3kg)キックボクシング暫定世界王者決定戦 3分5R
タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ/PK Saenchai Muay Thai Gym)vs 野杁正明(team VASILEUS)

◆第12試合 バンタム級(−65.8kg)ムエタイ世界王座統一戦 3分5R
スーパーレック・キアトモー9(タイ/Kiatmoo9 Gym)vs ナビル・アナン(アルジェリア/タイ/Team Mehdi Zatout)

◆第11試合 フライ級(−61.2kg)MMA世界王座決定戦 5分5R
アドリアーノ・モラエス(ブラジル/American Top Team/Constrictor Team)vs 若松佑弥(Tribe Tokyo MMA)

◆第10試合 ストロー級(−56.7kg)キックボクシング暫定世界王座決定戦 3分5R
ジョナサン・ディベラ(イタリア/カナダ/Team Di Bella Kickboxing)vs サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ/Evolve MMA)

◆第9試合 女子アトム級(−52.2kg)キックボクシング世界タイトルマッチ 3分5R
ペッディージャー・ルッカオポーロントン(タイ/Team Mehdi Zatout)vs KANA(フリー)

◆第8試合 フェザー級(−70.3kg)キックボクシング 3分3R
マラット・グレゴリアン(アルメニア/Hemmers Gym)vs 海人(TEAM F.O.D)

◆第7試合 アトム級(−52.2kg)ムエタイ 3分3R
ラック・エラワン(タイ/Erawan)vs 吉成名高(エイワスポーツジム)

◆第6試合 ライト級(−77.1kg)MMA 5分3R
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン/Lions Nation MMA)vs 青木真也(Evolve MMA)

◆第5試合 バンタム級(−65.8kg)キックボクシング 3分3R
ジョン・リネカー(ブラジル/American Top Team)vs 秋元皓貴(Evolve MMA)

◆第4試合 ライト級(−77.1kg)MMA 5分3R
エイドリアン・リー(シンガポール/Prodigy Training Center)vs 磯嶋祥蔵(N☆TRUST)

◆第3試合 フライ級(−61.2kg)ムエタイ 3分3R
ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ/Sor Sommai)vs 吉成士門(エイワスポーツジム)

◆第2試合 フライ級(−61.2kg)キックボクシング 3分3R
ザカリア・ジャマリ(モロッコ/King Wolf Club/Team Hamza Ostora)vs 陽勇(Team Mehdi Zatout/ TEAM3K)

◆第1試合 キャッチウェイト 132lbs(−59.87kg)キックボクシング 3分3R
スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ/Bravery Gym/Por Yenying)vs 龍聖(Team KNOCK OUT)
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