56歳の船木誠勝が誕生日に王座獲得「佐山さんがまた会場に来れるまでしっかりベルトを守っていきたい」【SSPW】

スーパーのツームストーンパイルドライバーにピンチ(撮影・蔦野裕)
しかしフィニッシュを狙ったスーパーが牙山を狙い船木を抱え上げようとしたところで、空中でその顔面にヒザを叩き込み形勢逆転。着地した船木は裏拳、ヒザ、フロントチョーク、そしてハイブリットブラスター。カウント2で返されると背後に回りチキンウイング式のスリパーホールド。立ち上がり逃れようとしたスーパーだったが船木は逃さず、さらに絞り上げるとレフェリーが試合を止めた。
船木は試合後のマイクで「ありがとうございました! 慎重に自分が沈められないように対抗した。今日は自分の30…30じゃない。たまたま56回目の誕生日で。そしてデビュー40周年を迎えました。本当に人生あっという間に過ぎて。最近は1週間も早い。そうやって毎年過ぎている。周りの先輩、後輩になるが西村選手も先に逝っていってしまったが、自分はまだまだ死にません。若い頃は本当に命を粗末にしていた。だけどもうすぐ死ぬかと思うと惜しくなってきたので、ここから先はしぶとく頑張ります」とファンにメッセージ。そしてこの日は体調を崩して来場できなかった佐山の名を挙げ「まずは佐山さんがまた会場に来れるまでしっかりベルトを守っていきたい。残りの人生、力の続く限り戦い続けます。応援よろしくお願いします」と誓った。