レオナ・ペタスの反乱軍のチーム名は「RibelLion」に決定。「K-1の復興」「宮田軍との全面対抗戦」ら5つのマニフェスト掲げる【K-1】

キレキレのコメントを連発した永坂

 マニフェストの3番目のファイトマネーについてはレオナは「チャンピオンは4桁、普通の選手で3桁。ファイトマネーが10万ですって。それで生計を立てていけるのか。今、ファイターはスポンサーのお陰で活動できている。それが本当にファイターといえるのかという思いがずっとあって、ファイトマネーだけで生計を立てていきたいなと思っている」、永坂は「子どもに夢を見せたい。拳一つで成り上がって、という。でかい金をもらえないと、子どもがあこがれない。俺たちが夢のある舞台に戻したい」、児玉は「桁を一つ上げろという感じ」とそれぞれ語った。

 このマニフェストを実現するためにはレオナは「今までは強ければいいと思っていたが、強いだけでは届かないところがあった。やっぱり打ち合いを見せていかないと響かないんじゃないかと。高いお金を払って見に来てくれる人たち納得してくれる、楽しんでくれるような試合をするのが一番じゃないかと思っている。そういうふうに変えていければと思っている」、児玉は「強さはもちろんだが、俺らは格闘技をやっている。スポーツ選手でもアスリートでもない。格闘技を見せたい。格闘技ってプライドとプライド、やってきたことを全部ぶつけ合って奪い合う。そこを見せるために自分のブランディングもやる。スポーツではない格闘技を見せて行くのが大事。その中で強くないと意味がない。だから強さを磨いて、そして格闘技を見せていけば昔みたいに格闘技が盛り上がる時代になるんじゃないかと思っている」とそれぞれの考えを口にした。

 永坂は「K-1ファイターは地味。みんないい子。“押忍、頑張ります”“よろしくお願いします”“KOで勝ちます”とかそれしか言わない。リングでも会見でも。それって誰も求めてない。みんなが欲しいのはそいつの個人的な思いを自分の言葉で綴ること。そういうのもできてない。目立ちたいとか選手それぞれ思いがあると思うが、そういうのを前面に出して行けと思う。そういうのを変な方向にはき違えてほしくないし、無理してやるのもよくないが、それぞれ個性があるんだから出していけばいい。そうすればK-1全体が盛り上がることにつながる。俺はどっちかというと経営者目線。選手だけどK-1も良くしたい。選手が“ファイトマネーが安い”とか“マネジメントがどうの”とか文句たれて辞めていくんじゃなくて“K-1を良くしていこうよ”って運営に意見を言えよって。お前は意見したのかよって。意見も文句も何も言わないで辞めて、SNSで愚痴を言うのはマジで筋違い。だったらみんなで良くしていこうよということ。俺もガンガンK-1に意見を言うし、そういうふうにしてみんなでK-1を良くしていこうよって。それでも無理なら無理だよ。でもそれをやらないで“無理”と言うなということはK-1の選手たち全員に言いたい」とならではの視点で指摘した。

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