青木真也がフォラヤンに秒殺一本勝ち。そして「青木真也の花道を作ってください」と涙の訴え【ONE172】

引き込んでからの抱え込み腕十字(撮影・須山杏)

 青木は1年前のONE日本大会でジョン・リネカーに1Rで一本勝ちを収めて以来、約1年2カ月ぶりのMMAの試合。フォラヤンは2023年9月の「ONE Fights Night 14: Stamp vs. Ham」でアミール・カーンにKO勝ちを収めて以来の試合となる。

 1R、オーソドックスのフォラヤンとサウスポーの青木。青木がすぐにタックル。フォラヤンは一瞬ヒザをつくがすぐに立ち上がり、組みからヒザ。青木が引き込み、下から左腕を右腕で抱え、そのまま左腕を伸ばし、抱え込み腕十字で一本勝ちを収めた。1R53秒での勝利となった。

 青木はすぐにグローブを外し、試合後のケージ内でのインタビューで「僕のONEのここ10年は本当にフォラヤンがいたから頑張ってこれて…」と話すと涙をぬぐう。そして「なぜグローブを外したのか?」と聞かれると「関係各所にお断りを入れてから、ちゃんと正式に発表をしたいと思います。チャトリにも感謝しています。DREAMがなくなってから拾ってくれて感謝しています。ちゃんと青木真也のしまう場所を…」とまで話したところで観客からヤジが飛ぶと「うるせえなこの野郎! 上がって来い、この野郎!!」と怒鳴り飛ばす。そして改めてチャトリCEOに「青木真也の花道を作ってください。お願いします」と呼びかけ、インタビューを締めくくった。

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